
ホンダが2026年7月16日、軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」のマイナーチェンジモデルを発表し、17日から発売を開始した。人気のエアロタイプ「N-BOX カスタム」がどう変わったのか、詳しく見ていく。
N-BOXは2011年12月の登場以来、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」と、高い全高・両側スライドドアがもたらす広い室内空間で、ファミリー層から絶大な支持を集めてきたモデルだ。現在では国内販売の屋台骨を支える存在となっており、軽自動車部門では11年連続販売台数トップ、普通車を含めた全体でも2021年度から5年連続首位を守り、名実ともに「日本で一番売れているクルマ」の座を維持している。
現行の3代目は2023年10月に登場。歴代のコンセプトを踏襲しつつ、デザインの刷新や先進機能の拡充、質感の向上を図ってきた。ラインナップは標準モデルとエアロタイプの人気モデル「N-BOX カスタム」を軸に、クロスオーバーテイストを加えた「N-BOX JOY」を含む計3タイプ。発売から3年が経過したタイミングで実施された今回のマイナーチェンジでは、全タイプでデザインの一部変更と装備の充実が行われた。
なかでもスタイリッシュさが持ち味のN-BOX カスタムは、デザインを大幅に刷新。「所有する誇りを感じられる」ことをうたう、精悍で力強い表情に生まれ変わった。フロントには直線とU字形状を組み合わせた大型クロームメッキのグリルを新採用し、ヘッドライトへとつながる横一文字のアクセサリーLEDが、高級ミニバンに引けを取らない存在感を放つ。フロントロアも下方に広がる安定感のあるフォルムへと変更され、丸型から角型になったフォグライトが標準モデルとの違いを際立たせている。
リアには専用デザインのテールランプを採用。従来は無塗装樹脂だったリアバンパーをボディ同色化し、テールランプへとつながるメッキガーニッシュとバンパー下部のメッキ加飾を加えることで、見応えのあるリアビューに仕上げた。インテリアはブラックで統一し、室内照明色をナイトブルーに変更したことで、クールかつ上質な空間を演出している。個性をより際立たせる「コーディネートスタイル」パッケージでは、フロントグリルやサイドシルガーニッシュ、テールゲートガーニッシュにダーククロームメッキを採用し、深みのある大人な雰囲気に仕立てた。ボディカラーはモノトーンに加え、ルーフをブラックにした2トーン仕様も選べる。
装備面では、3タイプ共通でセンターUSBチャージャー(タイプC・2口)と運転席・助手席のシートバックアッパーポケットを標準化。一部グレードでは9インチHonda CONNECTナビ+ETC2.0車載器、マルチビューカメラシステム、LEDフォグライト、ステアリングヒーター、本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー、LEDルームランプといった上級装備も標準となり、利便性と質感がさらに底上げされた。
ラインナップ構成自体に変更はなく、ターボエンジンの「N-BOX カスタム ターボ」と自然吸気エンジンの「N-BOX カスタム」を軸に、それぞれ「コーディネートスタイル」を設定。駆動方式は全モデルで2WD(FF)・4WDから選択できる。価格(消費税込)は199万4300円〜274万3400円となっている。