走行中に警告灯が点灯してシステム停止、トヨタbZ4Xリコールが突いたEV制御の弱点

bZ4Xリコール 引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

トヨタ自動車のEVであるbZ4Xで、特定の条件下で突然走行不能になる不具合が確認された。トヨタは2026年6月18日に国土交通省へリコールを届け出た。新型bZ4Xをベースに開発されたレクサスRZシリーズおよびスバルにOEM供給するソルテラも今回のリコール対象に含まれる。リコール対象台数は計4,808台で、これまでにこの件に関連する不具合や事故の報告はない。

引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

対象車種と製造時期

対象車種はトヨタbZ4Xのほか、レクサスRZ350e・RZ500e、そしてスバルにOEM供給するソルテラの計4車種。対象車両は2025年9月3日から2026年2月3日までに製造されたモデルで、車種別の台数はbZ4Xが4,555台と最も多く、RZ350eが54台、RZ500eが48台、ソルテラが151台となっている。

引用:レクサス
引用:レクサス

バッテリー制御プログラムに起因する不具合

不具合の原因は、EVシステム内の駆動用バッテリーコンピュータの制御プログラムにある。制御プログラムの設計段階での検討が不十分であったため、特定の条件下でバッテリーの制御状態を正しく認識できなくなり、異常と誤判定する場合がある。この場合、警告灯が点灯するとともにEVシステムが停止し、車両が走行不能状態に陥るおそれがある。不具合は社内からの情報により判明し、現時点でこれに関連する不具合や事故は報告されていない。

引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

改善措置

改善措置は、対象車両全体の駆動用バッテリーコンピュータの制御プログラムを対策仕様に書き換えることで対応する。レクサス、スバルも同様に国土交通省へリコールを届け出ている。

引用:トヨタ自動車
引用:トヨタ自動車

bZ4Xはトヨタの電動化戦略における中核モデルだ。今回のリコールは、走行中の突然のシステム停止につながる可能性があるソフトウェアの不具合を原因とするもので、制御プログラムの品質管理の重要性を改めて示す事例となった。実際の被害報告がない点は不幸中の幸いだが、EVの普及が進むにつれ、ソフトウェアの安全性に関する事前検証の重要性はいっそう高まりそうだ。

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