「テールランプがリアウイングに変身?」… フェラーリの衝撃的な新特許

引用:アメリカ合衆国特許商標庁
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スーパーカーの開発で空力性能の重要性が増すなか、フェラーリが独自のアクティブエアロ技術を検討していることが分かった。ライトバーやテールランプなどの照明部品を動かし、ダウンフォースを高める仕組みだ。2026年8月に米国特許商標庁(USPTO)が公開したフェラーリの特許出願には、走行状況に応じて車両後部の形状を変える空力システムが記載されている。ミッドシップのハイパーカーを描いた図面では、高速走行時に後部が伸び、「コーダ・ルンガ(ロングテール)」形状になる。1970年代のル・マンを走ったフェラーリ512Sコーダ・ルンガを思わせるデザインだ。

引用:アメリカ合衆国特許商標庁
引用:アメリカ合衆国特許商標庁

ポイントとなるのはテールランプとライトバーで、大型のリアウイングを別に設けるのではなく、既存の照明装置を可動式の空力部品として使う。特許によると、メインのリアウイング下に配置したLEDライトバーは前後に動く。高速走行時や加速時にはライトバーが後方へ移動してウイングの有効面積を広げ、車両後方での気流の剥離を遅らせる。これにより、アンダーボディのディフューザーとあわせてグラウンドエフェクトを強める仕組みだ。

引用:アメリカ合衆国特許商標庁
引用:アメリカ合衆国特許商標庁

狙いは、車体を路面へ押し付けるダウンフォースを高めることにある。制動時には装置の位置や角度を変え、車体にかかる垂直荷重を増やす。普段はテールランプとして使う部品が、必要に応じて空力装置として機能する仕組みだ。近年の高性能車では、大型の固定式リアウイングを設けるのではなく、車体デザインを保ちながら必要な場面で空力性能を高める技術が採用されている。フェラーリも、デザインと空力性能の両立を目指しているとみられる。

引用:アメリカ合衆国特許商標庁
引用:アメリカ合衆国特許商標庁

この技術はハイパーカーだけでなく、ほかのモデルに採用される可能性もある。特許図面には、フェラーリの4ドアモデル「プロサングエ」に同様のシステムを組み込んだ例も描かれている。プロサングエでは、リアのランプユニットそのものをアクチュエーターで下向きに傾ける設計だ。高速走行時にテールランプのハウジングを路面側へ傾け、ルーフから流れてきた空気をリアのリップスポイラー周辺へ導くことで、ダウンフォースを生み出す。

引用:アメリカ合衆国特許商標庁
引用:アメリカ合衆国特許商標庁

もっとも、特許を出願したからといって、すぐに量産車に採用されるとは限らない。実際の車両に搭載するには、製造コストや耐久性、安全基準への適合など、クリアすべき課題が多い。

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