VWが次世代小型EV攻勢!214psモーター&25分急速充電で欧州市場に挑む

● VW、IAAで次世代EV技術公開

● 新モーター214ps&25分急速充電

引用:フォルクスワーゲン
引用:フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンが欧州市場攻略に向けた次世代小型EV向け技術を公開した。独ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2025」において、同社は新型バッテリー、電動モーター、電子アーキテクチャなどを発表。次期「ID.ポロ」「ID.クロス」といった小型EVに採用される見通しで、価格は2万9,000ドル(約427万円)未満を目指すと明らかにした。

今回発表された新開発モーター「APP290」は、フォルクスワーゲンが自社で設計した永久磁石方式の駆動モーターで、最高出力214ps(160kW)、最大トルク29.5kgm(290Nm)を発揮。都市型EVに最適化され、シボレー・ボルトEVクラスの車両に搭載される予定とされる。

さらに、同社初となるシリコンカーバイド(SiC)インバーターを採用し、電力損失を最小限に抑えて効率を高めた。バッテリーは「ユニファイドセル」コンセプトをベースにコスト削減を図り、38kWhのLFP(リン酸鉄リチウム)と56kWhのNMC(ニッケル・マンガン・コバルト)の2種類を用意。どちらも10%から80%までを25分以内で急速充電可能とした。

航続距離はNMC仕様で最大450km、LFP仕様で約300kmを想定。セル供給はサムスンSDI、SKオン、CATL、LGエナジーソリューション、国軒高科、フォルクスワーゲン傘下のPowerCoなど多様なサプライヤーが担い、セル・トゥ・パック構造と上部冷却プレートにより効率と安定性を確保している。

フォルクスワーゲンは「この技術革新により、欧州で生産する手頃な価格帯の小型EVを市場投入し、中国ブランドの攻勢に対抗する」と説明。ただし北米市場向けの投入計画は現時点ではなく、今後は他のグローバルモデルにも段階的に展開していく見通しだ。

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