
本格的な行楽シーズンを迎え、家族単位の長距離移動が増える中、大型で安全なファミリーカーへの関心が高まっている。こうした状況下で、米道路安全保険協会(IIHS)は毎年「TOP SAFETY PICK(最高安全車両)」を発表している。評価項目は衝突安全性、前方衝突防止、ヘッドライト性能などとなっている。
今年の評価で注目すべき点は、従来ファミリーカーの代表格とされてきたミニバンが除外されたことだ。クライスラー パシフィカ、ホンダ オデッセイ、トヨタ シエナなど主要モデルが、強化された中間オフセット衝突テストで後部座席乗員保護性能が基準に達しなかったためである。

IIHSは2026年から、このテストで「優」評価を得なければ安全等級を与えないとしている。デビッド・ハーキーIIHS会長は「メーカーは後部座席の保護を基本基準とすべきだ」と述べ、不満を表明した。
一方、3列シートを備えた中・大型SUVは計18モデルが「TOP SAFETY PICK」または「TOP SAFETY PICK+」を獲得した。これらの車両は最大7人まで乗車可能で、長距離移動に適した快適性と安全性を備えているのが特徴だ。
代表的な装備として、後部座席エンターテインメント、パノラマサンルーフ、シートヒーター・ベンチレーション、最新の運転支援システム(ADAS)などが採用されている。

2026年 IIHS選出:最も安全な3列SUV 18モデル一覧
2026年最も安全な3列SUVに選ばれたモデルは以下の通りだ。
1. アウディQ7
2. ビュイック エンクレイブ
3. フォード・エクスプローラー
4. ジェネシス・GV80
5. ヒョンデIONIQ 9
6. ヒョンデ・サンタフェ
7. キアEV9
8. キア・ソレント
9. インフィニティQX60
10. インフィニティQX80
11. マツダCX-90
12. 日産アルマダ
13. パスファインダー
14. リビアンR1S
15. スバル アセント
16. フォルクスワーゲン・アトラス
17. ボルボEX90
18. ボルボXC90およびXC90プラグインハイブリッド

電気SUVも上位入賞、安全評価の最新動向
上記のモデルは、家族での長距離移動時に安全性と快適性を両立する代表的な選択肢として評価されている。
特に今年は、ヒョンデIONIQ 9、キアEV9、リビアンR1S、ボルボEX90など電気SUV4モデルが新たに加わり、環境に配慮した車両の安全性能も証明された。