カローラクロスに60周年記念モデル! ベースとの差は「約5万円」だけって本当?

引用:トヨタ
引用:トヨタ

トヨタは2026年7月1日、クロスオーバーSUV「カローラクロス」の一部改良モデルを発売した。今回の改良の柱となるのが、カローラ誕生60周年を記念する特別仕様車「Z”Adventure”」の新設定だ。このモデルはカローラシリーズ60周年記念仕様の第三弾として位置づけられており、これに合わせてエントリーグレードだった「G」が廃止されたほか、既存グレードの価格も全体的に約10万円引き上げられ、改良後の価格帯は298万1000円から407万7700円となった。

カローラという名は1966年に大衆車ブランドとして世界に送り出されて以来、時代の変化とともに進化を重ね、現在では世界150以上の国と地域で販売されている。その長い歴史の中でシリーズ初のSUVタイプとして2020年にデビューしたのがカローラクロスであり、翌2021年に日本市場へ導入された。SUVならではの力強いスタイリングと広い室内空間、高い実用性を兼ね備え、コンパクトSUVセグメントで着実に支持を広げてきた。2025年5月には大規模なマイナーチェンジによってデザインが刷新され、この際に1.8リッターガソリン仕様が姿を消し、現在は全グレードがハイブリッドシステム搭載モデルに統一されている。

今回の一部改良では、安全性と快適性の強化が際立つ。上級グレードの「Z」および「GR SPORT」には、死角にいる車両や降車時の後方接近を知らせる機能、床下透過表示付きパノラミックビューモニター、ステアリングヒーターが新たに標準装備として加わった。さらに、後方接近車両・後方歩行者や周囲の静止物に対応するパーキングサポートブレーキを含む「トヨタ チームメイト(アドバンスト パーク)」も標準化され、先進運転支援機能の充実度が一段と高まっている。

特別仕様車「Z”Adventure”」は、ベースとなるZグレードをもとに、フロントグリルとバンパーのデザインを中心にアウトドアテイストを打ち出したのが特徴だ。外観で最も目を引く違いは専用デザインのラジエーターグリルで、メテオコート仕上げにグリルモールのブラック塗装を組み合わせ、引き締まった印象を与える。Zグレードでは有色仕上げとなるリアおよびフロントバンパーロアガーニッシュにはメタルストリームメタリック塗装が施され、ドアウインドウフレームモールディングもブラック仕様に変更された。エンブレムとハイブリッドシンボルマークも同様にブラックへと改められている。足元はZの18インチに対し、Z”Adventure”はマットグレーメタリック塗装の専用17インチアルミホイール(センターオーナメント・ブラックホイールナット付)に215/60R17タイヤを組み合わせる。左右のフロントフェンダーには60周年記念のロゴステッカーが貼付される。

インテリアにも独自の変更が加えられた。Zグレードが本革とファブリックを組み合わせたブラックシートを採用するのに対し、Z”Adventure”はステッチをあしらった合成皮革とファブリックの組み合わせ素材を採用し、シートカラーには新色「ミネラル」が導入された。本革巻きの3本スポークステアリングホイールをはじめ、インサイドドアハンドル、インパネオーナメント、センタークラスター、メータークラスター、サイドレジスターベゼルにはスモークシルバーメタリックの加飾が施され、上質さとアクティブさを併せ持つ空間に仕上げられている。

パワートレインは1.8リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、駆動方式は2WDと電気式4WDの「E-Four」から選択できる。WLTCモード燃費は2WDで26.4km/Lだ。ボディカラーには、ベースのZグレードにはない2トーンカラーとして「ブラック×ホワイトパール」「ブラック×マッドバス」「ブラック×アーバンカーキ」の3種が用意された。価格(消費税込)は2WDが366万3000円、E-Fourが392万1500円で、ベースのZグレードと比べいずれも約5万円の差額で多彩な専用アウトドア装備を手にできる。

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