「世界最長」を名乗る道が2つある? 決め手は長さではなかった

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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夏休みの時期、長い高速道路を走っていると、同乗者と分かち合える話題が一つほしくなる。そんなときに持ち出すのにちょうどよいのが、「世界で最も長い道路はどこか」という問いだ。名前を聞くだけで途方もない距離が思い浮かぶ道といえば、パン・アメリカン・ハイウェイとオーストラリアのハイウェイ1が挙がる。ただ、世界最長という称号は長さだけで決まるものではない。

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パン・アメリカン・ハイウェイは、アラスカのプルドー湾を起点に米国とカナダ、メキシコ、中米を経て、南米南端のアルゼンチン・ウシュアイアまで続く国際幹線道路だ。総延長は4万7,958km(約3万マイル)に達し、ギネスブックにも世界最長の道路として登録されている。ただしパナマとコロンビアの国境に広がるジャングル地帯、ダリエン・ギャップの約87〜110kmが未開通で、車で端から端まで走破することはできない。

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一方、オーストラリアのハイウェイ1は総延長1万4,500kmで、大陸を一周する道路である。途中に途切れる区間がなく連続しているのが特徴で、一つの国の中で単一の番号体系を保つ道路としては世界最長だ。海岸線に沿って主要都市を結び、1日に100万人以上が利用するとされる。連続性を基準にすればハイウェイ1こそ実質的な世界最長だとする見方もある。

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二つの道路は構造の面でも分かれる。パン・アメリカン・ハイウェイは各国の道路網をつなぎ合わせたネットワーク型で、国ごとに道路状況や法規、治安が異なり、中南米には安全上の理由で警察の先導が必要な区間もある。対するハイウェイ1は国内で単一の番号体系のもとに管理される道路だ。総延長では前者が圧倒的だが、連続性では後者に分がある。どの基準を採るかで答えは変わる。

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