「助手席のミラー、手が届かない!」 諦めていたあれこれ、実はボタン一つで終わる



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知らずに損をしているボタンは意外と多い

運転歴が長くても、車に備わるボタンをすべて理解して使いこなしているとは限らない。運転に不慣れな家族や同乗者となると、インパネに並ぶボタンを一度も押したことがないという例も珍しくない。ここでは、車に既に備わっていながら十分に活用されていない5つの機能を整理した。

フロントガラスが曇ったらこのボタンを探したい

走行中にフロントガラスが曇り、視界が遮られた経験は誰にでもあるだろう。内外の温度差によって生じる現象で、季節によって原因が少しずつ異なる。春・秋・冬は暖かい室内と冷たい外気が接し、ガラスの内側が曇る。逆に夏の梅雨時は、エアコンで冷えた室内との差からガラスの外側に湿気が付く。



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こうした場合は、扇形の窓に矢印が描かれたデフロスターのボタンを押せばたいてい解決する。早く曇りを取りたいときは風量を最大にするとよい。ただし外側の湿気はこのボタンだけでは取り切れないことがあるため、まずワイパーで拭き取り、外気導入に切り替えたうえで室内温度を少し上げる方法を併用したい。

ドアミラーにもヒーターがあることは意外と知られていない

リアガラスの曇りを取るリアデフォッガーのボタンは広く知られているが、このボタンがドアミラーのヒーターも同時に作動させることまでは、意外と知られていない。雨の日に助手席側のドアミラーに水滴が付き、腕を伸ばして拭こうとしても手が届かず諦めた経験を持つ人は多いだろうが、実はこのボタン一つで解決できる。



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リアデフォッガーのボタンを押すと、リアガラスと左右のドアミラーのヒーターが同時に作動し、水滴と湿気が短時間で消える。ただし一部の軽自動車や低価格帯のモデルには、ドアミラーヒーターが備わっていないこともある。リアデフォッガーをオンにした状態でドアミラーに触れ、温かくなるかどうかを確かめておくとよい。

エアコンの温度を下げると燃費が悪くなるというのは誤解だ

蒸し暑い日でも、燃費を抑えようとエアコンの設定温度を高めにしたり、風量を弱めたりして運転する人がいる。しかし、これは事実と異なる。自動車のエアコンは家庭用エアコンと動作原理が異なり、設定温度を下げても上げても、コンプレッサーの動作自体はほぼ一定に保たれるためだ。



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夏場に近い条件で設定温度を18度、22度、26度に分け、市街地走行と高速走行の燃費を比較した検証でも、設定温度の違いが燃費に与える影響はほとんど見られなかったという。風量を強めても室内ファンの回転数が上がる程度で、燃費への影響は小さい。暑いときは我慢せず、涼しく設定して差し支えないということだ。

運転席と助手席が温度で譲り合う必要はない

同じ車内でも、感じる温度は人によって異なる。ドライバーは涼しくしたいが助手席の同乗者は寒いと感じる、といった場面では、温度調整のたびに互いに遠慮し合うことになりがちだ。このときSYNC(シンク)ボタンをオフにしておけば、運転席と助手席の温度をそれぞれ好みに合わせて設定できる。



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同乗者と好みが違うたびに譲り合ったり妥協したりする必要はなく、このボタン一つで各自が快適さを確保できる。

ウインカーを出さなければ反則金、ハザードで感謝を伝えるのは慣習だ

方向指示器を出さずに車線変更や合流をするドライバーは予想以上に多いが、これは道路交通法の合図不履行に当たり、普通車で反則金6,000円・違反点数1点が科される。ハンドル脇のレバーを下げれば左、上げれば右のウインカーが点滅する仕組みで、操作そのものは難しくない。車線変更の際は、習慣として必ず出したい。



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もう一つ心がけたいことがある。渋滞区間で車線変更をさせてもらったあと、赤い三角形のマークが付いたハザードランプのスイッチを押して3秒ほど点滅させ、感謝の意を伝える習慣だ。後続車のドライバーにとっては、この短い点滅一つで一瞬のいらだちが大きく和らぐ。小さなボタン操作がもたらす違いを、今日から一つずつ意識してみてほしい。

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