
今年11月、スバルの2代目スポーツカーBRZが公開から6周年を迎える。スバルは商品力を維持するため、日本仕様に一連の改良を加えると発表した。大幅な刷新ではなく小規模な改良にとどまるが、目を引くのは、アメリカ仕様の発表では触れられなかった変速フィールの改善が日本仕様に盛り込まれたことだ。

改良の柱は、スーパー耐久シリーズへの参戦で得た知見を活用したシフトレバー構造にある。スバルは詳細を明らかにしていないが、MT車ではこの変更により従来以上に滑らかな変速が可能になるとみられる。MT車には広角単眼カメラも初めて採用され、認識範囲を拡大したステレオカメラと組み合わせることで、運転支援システムのアイサイトは衝突回避支援の性能が高められている。

日本での価格は消費税10%込みで337万7,000円から。全グレードが2.4リッター4気筒エンジンを積み、最高出力235PS、最大トルク250Nmを発生する。エントリーモデルのRはLEDヘッドライトと17インチホイール、6スピーカーオーディオを備える。356万4,000円のSは18インチホイールと本革・ウルトラスエードのシートを採用し、最上位のSTI Sportは383万9,000円からで、ブレンボ製ブレーキやSTIチューニングのダンパーを組み合わせる。

アメリカ仕様はどうか。6月に発表されたモデルでは広角単眼カメラが採用され、最上位のtSにリアパーキングセンサーが追加されたが、シフターの改良には言及がなかった。兄弟車のトヨタGR86は2027年モデルで4速と5速の間のシフターインターロックの面取りを広げ、より滑らかな変速フィールを実現したとしている。今回の日本仕様の改良は、走行感覚と安全支援という実質面に力点を置いた内容といえる。