「ずっと待っていた」…1980年代デザインを踏襲した本格フレームSUV、ランドクルーザーFJ日本発売

引用:depositphotos
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450万円台で登場した新型ランドクルーザーFJ、RAV4並みの価格で本格オフローダー

トヨタは、ランドクルーザーシリーズの中で最も小さく、最も手頃な新型車「ランドクルーザーFJ」を日本市場で正式に発売した。価格は450万100円で、RAV4ハイブリッドに近い価格帯で本格的なランドクルーザーが手に入るとして注目を集めている。フレーム構造を備えた本格オフローダーとしては、際立って手の届きやすい水準といえる。世界の自動車市場ではモノコック構造の都市型SUVが主流となるなか、トヨタはあえて正反対の本格オフローダー市場を狙っており、アウトドア志向のユーザーから関心が高まっている。

引用:AIツールで生成
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「ベイビーランドクルーザー」でありながら本物のフレームSUV

ランドクルーザーFJは、トヨタの本格オフロードの系譜をそのまま受け継ぐ小型SUVである。全長4,575mm、ホイールベース2,580mmで、ランドクルーザー250(全長4,925mm)よりも大幅に小さいが、車体下部にはハイラックスにも用いられるIMVのラダーフレームプラットフォームを採用する。「ベイビーランドクルーザー」という愛称ながら、本格的なオフロード走行に対応する正真正銘のフレームSUVということだ。デザインは力強いボックス型のスタイルを踏襲し、1980年代のオリジナルランドクルーザーの趣を現代的に再解釈した。マットブラックの18インチホイールとBi-Beam LEDヘッドライトを標準装備し、スモーキーブルーを含む複数のボディカラーも用意される。短いオーバーハングと高い地上高は悪路での走行性能を高める要素であり、見た目から悪路走破への期待を抱かせる。

引用:AIツールで生成
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装備は充実、12.3インチディスプレイを標準搭載

価格が手頃だからといって装備が貧弱なわけではない。室内には7インチのデジタルメーター、12.3インチのインフォテインメントディスプレイ、シートヒーター、ステアリングヒーターなどを標準装備する。さらにトヨタの先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス(Toyota Safety Sense)」も標準で備わり、車線逸脱警報、衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールなど、同クラスでも高水準の安全装備をそろえている。インテリアは本格オフローダーらしく堅牢で実用的な構成とし、華やかさよりも耐久性と機能性を重視した。車中泊やキャンプを楽しむアウトドア層にとって、魅力的な選択肢となりそうだ。

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2.7リッターガソリン・パートタイム4WD、悪路走破性能を重視

パワートレインは2.7リッターの自然吸気ガソリンエンジン1種類である。最高出力163PS(120kW)、最大トルク246N・mを発生し、6速オートマチックトランスミッションとパートタイム4WDシステムを標準で組み合わせる。都市型SUVに多い常時4WDではなくパートタイム4WDを採用した点に、本格的なオフロード走行を前提とした設計思想がうかがえる。さらに電動リヤデフロックを標準装備し、泥や砂、岩場といった過酷な路面でも安定した走破を可能にした。出力の数値そのものは控えめだが、自然吸気ガソリンエンジンならではの耐久性と信頼性は、オフロード環境でむしろ大きな強みとなる。多様なカスタマイズ用品も用意され、ユーザーの好みに応える。

引用:AIツールで生成
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北米・欧州では販売せず、関税と環境規制が背景に

引用:AIツールで生成
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ランドクルーザーFJはタイ生産モデルで、日本を皮切りに中東、東南アジア、南米、インド、南アフリカなどでの販売が予定されている。一方で、大きな市場である北米と欧州は発売対象から外れた。米国ではトランプ政権の関税政策が影響している。ピックアップトラックや一部のSUVに課される「チキンタックス」など25%の輸入関税が適用されると、価格競争力が大きく損なわれるためだ。欧州では強化された排出ガス規制(ユーロ7)が障壁となる。2.7リッターの自然吸気ガソリンエンジンは欧州の厳しいCO2排出基準に適合させることが難しく、事実上販売が困難な状況にある。本格オフローダーへの需要が大きい二つの市場で販売が見送られた形だが、この点が逆に希少性を高め、入手しにくいモデルとしての魅力につながるとの見方もある。

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