「EV鈍化でトヨタが決断」ハイブリッド生産能力30%拡大、2028年まで670万台体制へ

【引用:トヨタ】トヨタ自動車は2028年までにハイブリッド車の生産能力を現在比30%拡大する計画を示した。電気自動車への移行が想定より緩やかに進む一方で、実用性と燃費性能を両立するハイブリッドの需要が各地域で底堅く推移していることが背景にある。年間生産は現在計画の約500万台から670万台規模へ引き上げられ、総生産台数も約1130万台と10%前後の増加が見込まれている。構成比も50%から60%へ上昇し、主力パワートレインとしての位置付けが一段と明確になる。

【引用:トヨタ】ハイブリッド車はエンジンとモーター、バッテリーを統合制御することで高効率を実現し、実走行での燃費改善効果が大きい。補助金縮小や充電インフラ整備の地域差を背景に、純電気自動車の代替として選好が進んでいる。2025年末時点での世界市場シェアは58%に達し、商品ラインアップの広さと量産効果が競争力を支えている。技術面では電動化の進度に応じた段階的最適化が可能で、規制と需要の変動に柔軟に対応できる点も評価材料となる。

【引用:トヨタ】今後5年間で米国に約1兆5000億円を投じる投資計画のうち、約1400億円は米国内5工場でのハイブリッド用エンジンおよび主要部品の生産に充てられる。地域生産の強化は為替や通商環境の変化に対するリスク低減に寄与し、供給安定性を高める狙いがある。同時に、北米市場の需要構成に合わせた車種投入とコスト競争力の確保を図る動きとして位置付けられる。

【引用:トヨタ】GlobalDataは2030年の世界におけるハイブリッドおよびプラグインハイブリッド販売を2900万台と予測し、従来見通しから280万台上方修正した。需要鈍化を受け、フォード・モーターやゼネラルモーターズは電気自動車計画の見直しを進め、フォルクスワーゲンはフルハイブリッド技術を拡充している。テスラも生産体制の再編を進めるなど、各社は電動化の手法を再調整している。なお同社はそれでも2030年時点で電気自動車が世界販売の29%を占めると見ており、複線的な電動化戦略が当面の主流になるとの見方を示している。

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