「生産終了は決めていない!?」 BMWで廃止候補に名前が挙がったクルマたち

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好調だったBMWもラインアップのスリム化に乗り出すのか。高性能SUVのXMから電気SUVのiX、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーまで、販売が期待を下回ったり、ほかの車種と役割が重なったりするモデルが「廃止候補」として取り沙汰されている。ただし、BMWは特定モデルの生産終了をまだ決定していないとの立場だ。

中国市場の低迷と収益性悪化による打撃は、BMWも免れていない。BMWグループの2026年上半期の世界販売台数は115万6,727台で、前年同期比4.2%減少した。同期間の税引き前利益は40億4,500万ユーロ(約7,332億円)で、29.4%減少した。特に中国での販売が20.4%減少し、全体の業績を押し下げた。

5月に就任したBMWグループ最高経営責任者(CEO)のミラン・ネデリコビッチ氏は、組織と開発プロセスをより機動的かつ効率的なものにする方針を明らかにした。BMWは製品群やパワートレイン、市場別の需要を改めて分析し、複雑性を抑えてコスト構造を改善する計画だ。

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XM・iX・2シリーズ アクティブ ツアラー、後継モデルは不透明

海外メディアや業界では、XM、iX、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーなどが、今後ラインアップを調整する可能性の高いモデルとして挙げられている。

最初に取り沙汰されているモデルはXMだ。BMW Mが独自開発した高性能プラグインハイブリッドSUVだが、高価格で好みが分かれるデザインに加え、X5 Mとキャラクターが重なるため、期待どおりの販売台数を確保できなかった。BMWのラインアップで販売台数が最も少ないモデルの一つに挙げられ、次世代モデルが開発されるかも不透明になっている。

大型電気SUVのiXも、独立した後継モデルを設けず、ほかの電気SUVラインアップに統合される可能性が指摘されている。ただし、iXが直ちに生産終了となるとの公式発表はない。BMWが「ノイエ・クラッセ」を基盤とするiX3を皮切りに電気SUVの製品群を再編する中で、iXの役割を改めて検討する可能性があるとの見方だ。

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欧州を中心に販売されているBMW 2シリーズ アクティブ ツアラーも候補に挙げられている。前輪駆動を基盤とする小型MPVという独自の位置を占めているが、SUV人気の拡大とMPV市場の縮小により、市場での立場が狭まっている。

内燃機関を搭載する4シリーズも、今後製品構成が変わる可能性が指摘されている。現在まで、全面的な後継となる内燃機関モデルの具体的な計画は明らかになっていない。一方、純電気自動車i4の後継モデルとコンバーチブルの派生モデルは、開発が続くと予想されている。

現行世代を最後に後継モデルが不透明なZ4と8シリーズも、BMWのラインアップ効率化の流れを示す事例だ。販売台数の少ない一部のエンジンやグレードも、市場別の需要に応じて整理される可能性がある。

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「生産終了は確定していない」…アルピナが空白を埋めるのか

ただし、BMWは大規模なモデル削減に踏み切るとの見方を否定している。ネデリコビッチCEOは、製品ポートフォリオ全体の縮小や特定モデルの廃止が目標ではなく、各派生モデルとパワートレインの世界的な収益性を分析する考えを示した。

一部では、販売台数は少ないものの個性の強いモデルを、BMWではなくアルピナブランドへ移す可能性も指摘されている。BMWグループに正式編入されたアルピナは、新たな製品群を構築する必要があるため、BMWのニッチな高級モデルを担えるとの分析だ。

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BMWの戦略は、人気のない車をすぐに大量廃止するのではなく、プラットフォームや部品を共有し、パワートレインと細かなグレード構成の複雑性を抑えることに重点を置いている。車両開発に人工知能を活用して開発期間を短縮し、リサイクル素材や環境配慮型素材の使用を拡大する取り組みも進めている。

XMやiXなど、候補として挙がったモデルが実際に姿を消すかはまだ明確でない。ただ、BMWが販売台数や象徴性だけでモデルを維持するのではなく、世界全体での収益性をより厳格に見極め始めたことは明らかなようだ。

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