「2リッターの4気筒で421馬力」!? その世界最強エンジンが規制で消えるか! AMG A45Sに用意された最後の特別仕様

引用:メルセデス・ベンツ
引用:メルセデス・ベンツ

7年にわたって君臨してきた最強コンパクトホットハッチに、いよいよ最後の章が訪れた。メルセデス・ベンツは2026年7月27日(現地時間)、コンパクトスポーツモデル「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+」の特別仕様車「ファイナルエディション」を発表し、ドイツで受注を開始した。排出ガス規制の強化により、量産車向け4気筒ターボエンジンとして世界最強とされる「M139」が最新の欧州排ガス基準を満たせなくなったことから、A 45 Sは今回のファイナルエディションをもって生産終了となる見通しだ。後継の座には、新たに発表されたAMG CLA 45が就く予定である。

パワートレインは既存仕様をそのまま踏襲する。最高出力421馬力(310kW)、最大トルク500Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、8速湿式デュアルクラッチトランスミッション「AMG SPEEDSHIFT DCT 8G」と、左右後輪の駆動力を個別制御する4WDシステム「AMG Performance 4MATIC+」を組み合わせる。この結果、0-100km/h加速3.9秒、最高速度270km/h(電子リミッター作動時)という数値をそのまま受け継いだ。なお、このエンジンはアファルターバッハ工場において熟練工1名が最初から最後まで組み立てを担当する「ワンマン・ワンエンジン」方式で生産されていることでも知られる。

まずインテリアから見ていくと、ブラックとイエローを組み合わせた専用仕立てが目を引く。AMGパフォーマンスシートにはイエローのコントラストステッチが施され、ヘッドレストには「45 S」の文字が刺しゅうされた。センターコンソールには「45 S ファイナルエディション」専用エンブレムが装着されるほか、ステアリングのステッチやスカッフプレートのロゴ発光もイエローで統一。専用フロアマットも用意される。

エクステリアは、つや消し塗装の「マウンテングレーマグノ」と、ソリッドカラーの「ナイトブラック」の2色から選択可能だ。19インチAMG鍛造アルミホイールはマットブラック仕上げとし、センターキャップにはイエローのAMGロゴを配する。さらに、ブラックとダーククロームのパーツで構成される「AMGナイトパッケージ」と「AMGナイトパッケージII」が標準で採用された。オプションでは、ドアに大きく「45 S」のレタリングを入れた黒×黄の専用デカールや、大型フロントスプリッター・ルーフスポイラー・リアディフューザーブレードで構成される「AMGエアロダイナミクスパッケージ」も選べる。

価格については、ドイツでのベース車両(A 45 S 4MATIC+)の車両価格がVAT込みで6万2839.44ユーロとなっており、2026年7月下旬時点の為替レートで換算すると約1168万円に相当する。ファイナルエディションの追加費用は仕様に応じて6074.95ユーロから1万91.20ユーロ(円換算で約113万円〜188万円)の幅で設定された。日本への導入の有無や時期、価格、販売台数については、現時点で明らかにされていない。

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