「充電不要のEV誕生!?」日産e-POWER第3世代が実燃費16%改善、1200km無給電走行でライバルを完全粉砕へ!

日産の第3世代e-POWERが欧州上陸
EV感覚のハイブリッド
グローバル展開を計画

引用:日産

日産は独自の電動化技術であるe-POWERの第3世代バージョンを公開し、これを欧州向けコンパクトSUVのキャシュカイに初めて搭載すると発表した。新型e-POWERは電気自動車のような滑らかな走行感覚と、ガソリン車の走行距離および利便性を同時に提供するのが特徴だ。

e-POWERは従来のハイブリッドシステムとは異なり、ガソリンエンジンが車輪を直接駆動せず、電気の生成にのみ使用される。生成された電気は電動モーターの駆動やバッテリーの充電に使われ、車両は常に電動モーターのみで走行する。これにより変速ショックのない滑らかな加速が可能となり、回生ブレーキシステムによるエネルギー回収も実現している。

引用:日産
引用:日産

燃費と排出量を大幅改善
新パワートレインで高効率化

第3世代e-POWERは従来モデルと比べ、燃費、静粛性、炭素排出量の面で大幅な改善を達成した。WLTP基準の燃費は4.5L/100kmと同クラス最高水準であり、CO₂排出量は従来比12%減の102g/kmに抑えられている。実走行距離も1,200kmに達し、充電の心配なく電気自動車の感覚を楽しめる。

日産は新開発の「5-in-1モジュール型パワートレインユニット」を採用し、エンジン、モーター、インバーター、減速機、電圧増幅器などの主要構成部品を一体化した。これにより軽量化、騒音低減、エネルギー効率の向上を同時に実現した。電動モーターの出力は151kW(202馬力)と従来より11kW増加したが、バッテリー容量は2.1kWhを維持している。

引用:日産

新開発エンジンで静粛性向上
欧州からグローバル展開へ

ガソリンエンジンは1.5リッター3気筒ターボエンジンで、従来モデルと似た構成ながら専用開発された全く新しい設計だ。「STARC燃焼技術」の採用により熱効率を42%まで高め、大型ターボの搭載で高速走行時の回転数を200rpm低減し、騒音と振動を抑制した。さらに0W16低粘度潤滑油を採用して摩擦損失を低減し、欧州モデルでは整備間隔を従来の1万5,000kmから2万kmに延長、維持費の削減も図っている。

ドイツADACの実車評価によると、新型e-POWERシステムは前世代比で実燃費が最大16%、高速道路走行では14%向上したという。日産のCTO(最高技術責任者)、永一赤石氏は「我々が10年かけて蓄積したすべての電動化技術がこのシステムに結実している」と述べ、新型e-POWERを「日産ハイブリッド技術の再定義であり、静粛性と応答性を両立した完成形の移行技術だ」と説明した。日産は電気自動車への移行に不安を感じる顧客向けに、e-POWERを電気自動車への賢明な架け橋と位置付けている。今年9月に欧州市場のキャシュカイに初搭載したのち、2026会計年度中には北米市場で新型ローグSUV、日本国内では第4世代エルグランドミニバンに順次搭載していく計画だ。

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