本格オフローダー市場で独自の存在感を放ってきたメルセデス・ベンツGクラスに、BMWが挑戦状を突きつける可能性が浮上している。きっかけはBMWのラダーフレーム(はしご型フレーム)特許出願だ。公式発表はないが、次世代デザイン言語「ノイエ・クラッセ」を取り入れた4×4 SUVの想像図が公開され、期待感を高めている。

想像図は新型X7の前面デザインを色濃く反映し、オフロード専用バンパーやスキッドプレートなど険路走行に特化した要素で差別化を図った。Gクラスの角ばった車体や丸いヘッドランプといった古典的遺産に対し、想像図はフォードブロンコを思わせる未来志向と現代的なクロスオーバーの印象を併せ持つ。

パワートレインは未確定だが、XMレーベルの4.4リッターツインターボV8プラグインハイブリッド(最大738馬力)搭載が予測される。ライフスタイルSUV需要の高まりでラダーフレームSUV参入の噂は説得力を増し、アウディもスカウトモーターズのプラットフォーム活用を検討中だ。最終承認されれば2029年下半期、サウスカロライナ州スパータンバーグ工場での生産可能性も指摘されている。

BMWのGクラス対抗馬は現時点では特許と噂、ファンの想像に留まる。しかしラダーフレーム特許という確かな手がかりと市場の需要、競合の動きが絡み合い、現実化の可能性はこれまでになく高まっている。ノイエ・クラッセの顔を持つ正統4×4 SUVがGクラスと対決する日が来るのか注目される。
