「軽トラに4人乗れるわけがない」 トヨタが遊びきったGRハイゼットに驚きの声、後ろの2人はどこに座っているのか?

引用:トヨタ
引用:トヨタ

荷台にバケットシートを2脚追加し、フロントシートと合わせれば大人4人が乗り込める――そんな型破りな構成で注目を集める軽トラカスタムがある。ベースはダイハツの小型トラック「ハイゼットトラック」だが、車名に「GR」と「MORIZO」を冠した、トヨタならではの特別仕様だ。

市販化の計画は今のところないという。ただし、この車の象徴とも言えるフロントフェイスについては、誰でも再現できる点が興味深い。グリルとガードバーで構成されたカスタムキットは、アフターパーツブランド「fusion FROM SPIEGEL」からすでに発売中で、これを購入・装着すれば、市販のハイゼットトラックでも似た表情に仕上げることができる。

この一台が生まれた背景には、トヨタとダイハツによるユニークな対決がある。両社はハイゼットトラックを共通のベースとして、それぞれのカスタムカーを披露する「軽トラカスタム対決」を実施。その舞台となったのが、2026年1月開催の東京オートサロンだった(翌2月の大阪オートメッセにも展示)。ダイハツ側は趣味・仕事・災害救助という3つの活用シーンを打ち出した「ハイゼットトラックジャンボ スタークライマー」を投入したのに対し、トヨタは「遊び」という一点に絞り込んだオフロード仕様で応戦。この対決を制したのは、トヨタのGRハイゼット MORIZO K-Trailだった。

エクステリアは全体として力強く、メカニカルな印象を放つ。フロントには太いグリルとガードバーが加わり、トヨタの人気SUV「ランドクルーザー300」を思わせる顔つきに仕上がった。フロントガラス上部の帯部分には「GR TOYOTA GAZOO Racing」のステッカーが貼られてスポーティさを演出し、ルーフに並ぶ4灯のフォグランプも視線を集めるポイントだ。ボディカラーにはマットな質感の「マットメタルシルバー」が採用され、メタリックな雰囲気を強めている。

サイドは両側のドアを取り外してガードパイプを設置し、室内にはロールケージを組み込んで剛性を確保。ただしルーフも窓もないオープン構造のため、一般道での走行は難しく、クローズドコースなどアウトドア環境で楽しむ用途に近いだろう。

足元では車高を大きく引き上げ、幅を広げたマッドタイヤを装着。タイヤの側面には「MORIZO」と「ROOKIE Racing」の文字がホワイトレターで刻まれ、レーシーな雰囲気をさらに引き立てている。

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