「修理したはずなのにガソリンが漏れる」ホンダの”リコールのリコール”、施工不良23車種の深刻さ

ホンダ リコール 引用:ホンダ
引用:ホンダ

ホンダは2026年5月28日、N-BOXを含む23車種・3,364台について、低圧燃料ポンプの不具合を理由に国土交通省へリコールを届け出た。今回のリコールが注目されるのは、製造上の欠陥ではなく、過去のリコール修理作業における施工不良が原因である点だ。2020年から続く低圧燃料ポンプ関連リコールの延長線上にある、いわば「リコールのリコール」というべき事案だ。

修理過程で発生した施工不良が原因

今回のリコールの発端は、過去のリコール作業における施工不良だ。低圧燃料ポンプの交換時に2つの問題が確認されている。ひとつは、交換対象のロックナットを新品に替えず、既存部品を再使用したケースがあったことだ。もうひとつは、部品組み付け後に指定工具を使用せず締め付けた事例があったことだ。

引用:ホンダ
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これら2つの施工不良が重なることで気密保持力が低下し、ポンプ固定部からガソリンが漏れるおそれが生じる。改善措置として、対象車両のロックナットおよびパッキンを新品に交換し、指定工具を使用して規定トルクで締め付ける。

対象車種と製作期間

今回のリコール対象は23車種・55型式・3,364台で、製作期間は2017年5月19日から2020年6月17日まで。N-BOX、N-BOX Custom、N-BOX+、N-BOX SLASH、フィット、フリード、フリード+、N-WGN、N-WGN CUSTOM、ヴェゼル、N-VAN、ステップワゴン、シャトル、オデッセイ、N-ONE、グレイス、アコード、ジェイド、S660、クラリティ、レジェンド、シビックなど、ホンダの幅広い車種が対象となっている。

引用:ホンダ
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対象車かどうかは、車検証の車台番号をホンダ公式サイトの「リコール等情報 対象車両検索」ページで照合するか、ホンダお客様相談センターに問い合わせることで確認できる。点検・修理は無料で実施される。

問われるホンダの品質管理体制

Honda公式ページの届出備考によると、今回の届出(届出番号5823)は同一部位に関する6回目の届出に当たる。ホンダは低圧燃料ポンプ問題について2020年5月、2022年6月、2023年6月、2023年12月、2025年6月と届出を重ね、今回2026年5月の再届出に至った。今回はポンプ部品そのものの不良ではなく、過去のリコール作業で部品交換が不適切だったことが判明したため、再度届け出たものだ。

引用:ホンダ
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同一部位に対して6回にわたるリコールが続き、修理品質の問題による再リコールも発生した。単なる部品不良の域を超えた施工管理体制への問い直しが迫られている。過去のリコール修理を受け済みのオーナーも今回の対象となる場合があるため、車台番号での確認をお勧めする。

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