「AIが9割の新車に載る」日産が仕掛ける次の競争、エルグランドから始まる知能化の波

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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日産自動車、新型HV・EVで反転攻勢へ──「e-POWER」搭載エクストレイルとEV版ジュークを投入

日産自動車は、新型ハイブリッド車(HV)および電気自動車(EV)の最新ラインアップを公開し、グローバル市場での販売不振を打開するための新たな長期ビジョンを提示した。これまで推進してきた徹底したコスト削減と構造改革が結実したと判断し、今後は新車投入を軸とした本格的な成長軌道への復帰を加速させる。

次世代戦略車種「エクストレイル e-POWER」と「ジュークEV」を投入

日産は、独自のシリーズハイブリッド技術「e-POWER」を搭載したSUV「エクストレイル」と、SUVのEVモデル「ジューク」を次世代の戦略車種として打ち出した。特にエクストレイルのe-POWERモデルは、2026年下半期に最重要市場の一つである北米へ投入される。欧州で支持の厚い「ジューク」のEV版も、2026年度末までに市場投入し、現地の電動化シフトをリードする構えだ。

モデル数を約20%削減、収益性重視のラインアップへ再編

収益構造の改善に向けては、モデルラインアップの徹底した効率化を推進する。世界での展開モデル数を現在の56から45へと約20%削減し、収益性の低い車種を段階的に整理。代わって付加価値の高いHVやEVの選択肢を拡大することで、1台当たりの収益性(ユニットプロフィット)を最大化する戦略を採る。

全新型車の90%にAI自動運転支援機能を搭載

さらに、技術革新による競争優位の確立にも注力する。今後発売される全モデルの90%にAIを活用した自動運転支援機能を搭載する方針だ。2026年夏に発売予定の次世代「エルグランド」を皮切りに、2027年度末までに都市部を含む一般道での利便性を飛躍的に高めたインテリジェントな運転支援システムを順次展開していく。

「電動化・知能化」で覇権奪還へ

今回の発表は、これまでの「耐え忍ぶ構造改革」に終止符を打ち、未来のモビリティ市場での覇権奪還を目指す日産の決意を鮮明にしたものだ。日産は、強力な新車攻勢と「電動化・知能化」の高度化を通じて、グローバル市場における販売成長とブランド価値の再生を図る。

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