
X7よりホイールベースが長いという意外性がある
BMW新型X5が公開されるや否や、さすがBMWという反応が相次いだ。しかし最近公開されたX5ロングホイールベースは少し異なる話だ。世界で自動車競争が最も激しい市場が今やアメリカではなく中国であるため、BMWも中国の消費者を正確に狙ってこのロングボディモデルを出した。運転はX5のように楽しみたいが、後部座席は7シリーズ級に広ければいいという顧客層を狙ったわけだ。
最も目立つ意外性はホイールベースだ。グローバル標準型X5のホイールベースは3,035mmだが、ロングボディはここから130mm伸びた3,165mmだ。この数値は現在BMWのフラッグシップであるX7のホイールベース3,105mmよりも60mm長い。もちろんX7は3列目の座席と広いトランクを備えているので単純比較は難しいが、2列目の空間だけを見れば上位モデルであるX7を超える構成というわけだ。
引用:BMW” />内装の素材感一つでiX3と格が違う
BMWのノイエ・クラッセにおけるデジタルコックピット構成は、iX3で最初に披露されたものとほぼ同じだ。前面ガラス下に広がるBMWパノラミック・ビジョンもそのまま引き継がれ、最新のHUDにも劣らないほど印象的な完成度を示している。
ただしiX3試乗時に残念だった部分があった。デジタルデザインは未来志向なのに、実際の素材感は量産型の大衆車と大差ないという印象を受けたのだ。X5ロングホイールベースはこの点で確実に変わる。スレート素材やガラス仕上げ、立体的なバックライトデザインが加わり、ノイエ・クラッセのデザインはこのX5でようやく真価を発揮したという印象を与える。
引用:BMW” />ふくらはぎまで支えてくれる2列目シートが登場
ホイールベースが長くなった分、後部座席のレッグルームも大きく広がった。ここに新たに開発されたコンフォートシートが適用され、座席の下からふくらはぎを支えるオットマン機能まで搭載されている。通常、高級車でも片方の座席にしか提供されないことが多いが、この車は両方の後部座席の乗客が足を楽に伸ばせる構成だ。
家族単位でよく移動する人にとっては、この部分が特に羨ましいだろう。体を完全に寄りかかることができるラウンジのような空間が作られ、後部座席が単なる移動空間を超えて休息空間に近づいた。
引用:BMW” />31.3インチのスクリーンが後部座席をオフィスに変える
天井から降りてくるBMWシアタースクリーンはこの車のハイライトと言える。8Kストリーミングやゲーム、ビデオ通話までサポートすると明らかにされており、画面サイズはなんと31.3インチに達する。7シリーズで最初に披露された機能が一層アップグレードされた形で戻ってきたわけだ。
映画を楽しむのは基本で、移動中にビデオ会議まで可能な走るオフィスになったのだ。さらにドアトリムにはX5初の助手席専用スクリーンも追加され、後部座席全体が一つの個人空間のように完成した。
引用:BMW” />エアサスペンション一つで乗り心地の格が違う
長くなった車体に合わせて乗り心地も手を加えた。電子制御サスペンションは基本で、2軸エアサスペンションまで搭載されており、この機能は下位モデルであるiX3では選択すらできなかった仕様だ。素材感だけでなく、乗り心地でも確実な違いを生み出すポイントだ。
運転者支援システムも注目に値する。中国のMomentaと共同開発したナビゲーションベースのNOA(ナビゲーション・オン・オートパイロット)システムが搭載されており、完全自動運転ではないがレベル2の水準で、ハードウェアの完成度はかなり高い。電動版のiX5は800Vシステムに第6世代eDriveテクノロジーが適用され、中国基準(CLTC)で1回の充電で1,000kmを超えるとされる。国際的な基準であるWLTPでは600km程度になるとみられる。
引用:BMW” />価格はまだ未定、それでもX7より魅力的な理由がある
正確な価格はまだ公表されていないが、現地報道では、グレードによって55万元程度(約1,290万円)から90万元超(約2,100万円超)まで幅があると予想されている。X7の3列目座席までは不要でも、広い2列目席と優れた乗り心地を求める人には、この価格帯は十分魅力的に映るだろう。
ただし、現在のところ発売が公式に予定されているのは中国市場のみで、他地域への投入は明らかにされていない。広い後席空間とゆとりある乗り心地を求める層にとっては、今後の展開が注目されるところだ。