
メルセデス・ベンツは、新型電動Cクラスのインテリアデザインを公開した。近年同社はモデル刷新のペースを加速させており、メルセデスAMG GLE 53をはじめとするGLE/GLEクーペ、GLS、電動ミニバンVLE、さらにはSクラス(ガードおよびマイバッハ仕様を含む)など、多岐にわたるラインアップを段階的に発表している。今回の発表もその流れに沿ったものであり、次世代モデルに関する情報開示の一環と位置付けられる。

また同社は、市販モデル投入前にデザインや技術要素を段階的に公開する戦略を継続している。直近ではAMG専用電動プラットフォームを採用したメルセデスAMG GT 4ドアクーペのインテリアが披露されており、今回の電動Cクラスも同様に次世代電動化戦略の中核モデルとして先行公開されたものとみられる。

Cクラスの電動化移行と次期モデルの概要
Cクラスは1993年に登場したコンパクトエグゼクティブセダンであり、現行のW206型は2021年に市場投入された。次期モデルは電気自動車として先行展開される計画で、ブランドの電動化方針を象徴する存在となる。オラ・ケレニウスは本モデルについて、歴代で最も広い室内空間と高度な知能化を備えたCクラスになると述べ、品質・快適性の新たな基準を提示する意向を示している。

パワートレインや基本設計には、IAAモビリティで公開されたEQテクノロジー系モデルの影響が反映される可能性が高い。参考となる構成としては、800Vアーキテクチャ、約94kWhのバッテリー、デュアルモーターによる四輪駆動システムが挙げられ、システム出力は約483馬力規模とされる。これにより、従来の内燃機関モデルとは異なる性能特性と効率性の両立が図られる見込みである。

一体型ガラスディスプレイと最新インテリアの詳細
インテリアは最新のGLC系モデルに近いレイアウトを採用し、ダッシュボード全体を覆う一体型ガラスディスプレイが特徴となる。メーターパネルから助手席側まで連続する表示領域により、情報統合と視認性を高めている。加えて、ナッパレザーシートの専用パターンや立体的なスピーカーグリル、ヴィーガン素材の採用などにより、素材面でも多様な選択肢を提供する。さらに、スリーポインテッドスターをモチーフとしたLEDアンビエントライトや、ルーフに配置された多数の発光要素により、室内演出の高度化が図られている。