
液体水素で挑む前例なきル・マン
トヨタ、液体水素ハイパーカーをル・マンの舞台で初走行へ
トヨタ自動車が、フランスのサルト・サーキットで液体水素を燃料とするハイパーカー型のテストカーの試験走行を実施すると、日本経済新聞が3日伝えた。液体水素を搭載したハイパーカー型車両が実際のコースを走るのは世界初だと、トヨタは説明している。
テストカーは11日と13日、FIA世界耐久選手権のル・マン24時間レースが開催されるサルト・サーキットを走行する。このコースは全長13.626kmで、ドイツ西部のニュルブルクリンクに次いで、世界でも有数の長さを誇るサーキットだ。
水素エンジン開発の歩みと将来展望
トヨタは、この車両をレース参加を視野に入れて開発中の試作車と位置づけている。水素技術とインフラの継続的な開発を支え、モータースポーツを通じて水素の活用可能性を広げる方針も示した。
水素エンジン車を国内外のレースで走らせる取り組みは、これまでも続けられてきた。2021年からは国内のスーパー耐久シリーズで気体水素を使用し、2023年からは液体水素を燃料とするテストカーを投入している。
海外では2023年、同じサルト・サーキットで水素エンジン車「GRカローラ」の試験走行を実施した。さらに2025年には、この舞台でハイパーカー型のテストカーを展示している。