「AIが車を定義する」日産が打ち出した長期ビジョン、2027年度末に自動運転を実現する全容

引用:日産
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AIディファインド・ビークル(AIDV)戦略を発表——日産、長期ビジョン「Mobility Intelligence for Everyday Life」の全容

日産自動車は14日(日本時間)、長期ビジョン「Mobility Intelligence for Everyday Life」を発表した。AI(人工知能)を核とした「AIディファインド・ビークル(AIDV)」を次世代車両の主軸に据え、移動体験に革命的な価値転換をもたらす戦略だ。

社長兼CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は、「今こそ日産の未来を明確に示す時だ」と宣言。現在進行中の経営再建計画「Re:Nissan」によるコスト構造の改善を基盤に、AIと電動化を融合させた成長フェーズへの移行を鮮明にした。

2027年度末までに「エンド・ツー・エンド」自動運転を実現

日産は、全ラインアップの約90%にAIドライブ技術を搭載することを目指す。2026年夏に登場予定の新型「エルグランド」には、2027年度末までに、より直感的な判断が可能な「エンド・ツー・エンド」方式の自動運転を実現する次世代プロパイロットが適用される予定だ。

電動化では、主力の「e-POWER」に加え、大型車向けのラダーフレーム用ハイブリッドやパートナーシップによるPHEV拡充など、市場特性に応じた「多様な選択肢」を維持する。

モデル数を56から45に集約、地域別の役割分担を明確化

商品戦略の柱は、モデル数を56から45に削減する「選択と集中」だ。各地域にはそれぞれ明確な役割が与えられている。

日本市場は次世代技術の検証拠点と位置づけられ、フラッグシップセダン「スカイライン」がブランドの知能化を象徴する存在となる。北米市場は収益の柱として、ハイブリッドで復活する「エクステラ」などの大型SUVが成長を牽引する。欧州市場は電動化の最前線として、2027年春発売の「ジュークEV」が主力を担う。そして中国市場は、コスト競争力を生かしたグローバル輸出拠点としての役割を強化していく方針だ。

日産は開発のプラットフォーム化(アーキテクチャ中心開発)を推進し、主要3商品ファミリーでグローバル販売の8割以上をカバーする体制へ転換する。エスピノーサ氏は「AI技術と電動化の革新を融合し、顧客中心の持続的な成長を実現する」と締めくくった。

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