トヨタが警戒する一台が登場…7年ぶりに復活した「三菱パジェロ」がすごい理由

三菱自動車が、ブランドの誇りでありラリーの伝統を受け継ぐ主力車種「パジェロ(Pajero)」の新型モデルを正式公開した。7年の空白を経てフラッグシップ・クロスカントリーSUVとして復活した新型パジェロは、トヨタ・ランドクルーザー250シリーズを直接のライバルに据える。頑丈なトラックベースのラダーフレームシャシーに最新の電子制御システムと、フレームボディならではの上質な室内空間を組み合わせ、本格オフローダー市場の再攻略に乗り出した。

新型パジェロは全長4,920mm、ホイールベース2,870mmの角張った堂々としたボディプロポーションを採用した。外観は初代モデルの伝統的なロバストデザインを現代的に再解釈し、T字型LEDヘッドランプやアンダースキッドプレート、角張ったホイールアーチによって本格オフローダーとしてのアイデンティティを強調している。特徴的なCピラーとリアのヘキサゴンモチーフは、かつてスペアタイヤを装着していた時代のレトロな雰囲気をオマージュしている。室内では、クラシックなパジェロの3連メーターをデジタルで再現した「マルチメーター(Multi Meter)」により、高度、方位、車両傾斜角、トルク配分状況などのオフロード・テレマティクスデータをリアルタイムで表示する。

パワートレインは2.4L可変ジオメトリー・ターボディーゼルエンジンの単一仕様で、最高出力204馬力、最大トルク480N・mを発揮し、8速ATと組み合わせる。ピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをさらに強化し、後輪には乗り心地を考慮した5リンク式リジッドアクスルを採用することで、悪路走破性能と乗り心地の両方を高めた。最低地上高230mm、アプローチアングル30.4度、3.5トンのけん引能力を備えるほか、三菱の高性能トラクション制御技術であるS-AWC(Super-All Wheel Control)とAYC(Active Yaw Control)を統合し、駆動力を各車輪へ精密に配分する。

室内には二重合わせのアコースティックガラスとシャシーの防音材を大幅に採用し、高速走行時でも静かに会話できるよう遮音性能を高めた。14.3インチのデュアル・モノリシックディスプレイ、ヤマハのプレミアム12スピーカーオーディオ、8個のエアバッグ、車両下部を映し出す3Dマルチアラウンドモニターなど、最先端の快適・安全装備を集約している。タイ工場から出荷される新型パジェロは、オーストラリア、日本、アジア太平洋、中東、南米など世界約100カ国で順次販売される予定だ。

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