「7人乗りはうちの駐車場に入らない」? 全長4260mmのトヨタ シエンタは3列シートを積んでいる!

引用:トヨタ
引用:トヨタ

角張ったフォルムに丸みを加えた、いわゆる「シカクマル」の造形を打ち出すコンパクトミニバンがトヨタ シエンタだ。角を丸く整えた柔らかなボディラインと、穏やかな表情のフロントマスクが持ち味で、この造形モチーフは室内デザインにもそのまま受け継がれている。

価格帯から見ていくと、3つのグレードのうち、エントリー仕様の「X」が207万7900円から、標準仕様の「G」が242万4400円から、最上級の「Z」が273万3500円からとなっており、各グレードの上級仕様はXが267万7400円、Gが301万2900円、Zが332万2000円まで用意される(いずれも消費税込)。この価格構成の中で座席レイアウトは2列5人乗りと3列7人乗りの両方が揃い、グレードにかかわらず乗車人数に応じて選べるようになっている。

ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695〜1715mm、ホイールベースは2750mm。カラーラインアップは、エントリーグレードのXのみブラック、ベージュ、アーバンカーキ、プラチナホワイトパールマイカの4色を設定し、GとZにはダークグレー、スカーレットメタリック、グレイッシュブルーに加え、ツートンのダークグレー×スカーレットメタリック、ダークグレー×アーバンカーキを合わせた全9色の体系を組んでいる。タイヤはXとGが185/65R15に樹脂フルキャップを組み合わせたスチールホイールを採用し、Zは同サイズのホイールにダークグレーメタリック×シルバーメタリック塗装のフルキャップを加え、よりツール感のある仕立てとした。

室内もボディ同様にシカクマルのモチーフを反映しており、水平基調のインパネと広いサイドウインドウで視界確保に配慮している。シートはファブリック素材を基本としつつ、最上級のZには消臭機能と撥水・撥油機能を追加。インテリアカラーはブラック、カーキ、フロマージュの3色が用意されている。

パワートレインは1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンと、同エンジンにモーターを組み合わせたシリーズパラレル式ハイブリッドの2種類に分かれ、いずれもCVTなどの無段変速機を組み合わせる。WLTCモード燃費はガソリン車が最大18.4km/L、ハイブリッド車が最大28.4km/Lで、駆動方式は2WDのほか、ハイブリッド仕様に限り電気式4WD「E-Four」も選べる。

安全装備は予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を軸に、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」、危険要素を先読みして対応をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」、前走車との車間を保ちながら追従走行を支援する全車速追従機能付レーダークルーズコントロールなどを備える。便利機能としては、足の動作だけで開閉できる挟み込み防止機能付ハンズフリーデュアルパワースライドドア、ワンタッチスイッチで開閉するデュアルパワースライドドア、駐車時や交差点進入時の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなどが用意されている。

このモデルが現在の姿に至るまでには、3世代にわたる変遷があった。2003年にトヨタが全長4100mmという扱いやすいサイズで送り出した初代シエンタは、3列7人乗りと広い室内空間を武器に、コンパクトミニバン市場で実用性の高さが評価された。2015年には「Active&Fun」をテーマにした2代目が登場し、外装・内装ともにスポーティな方向へと刷新。2022年にフルモデルチェンジを果たした3代目、つまり現行モデルに至り、あらゆる面で正統進化を遂げた。その後も細部の改良が重ねられ、現在のラインアップを形づくっている。

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