「日本車はもう要らない」BYDが販売2倍超、豪州で起きている乗り換えの規模が想像を超えた

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

豪州自動車市場で中国ブランドがBYD、MG、奇瑞汽車などを軸に勢力を拡大し、日本自動車メーカーの地位を急速に侵食している。

24日、豪州自動車専門メディアCarExpertの報道によると、今年に入って大多数の日本ブランドの販売台数が減少した一方、中国ブランドは急激な成長を遂げ、市場の勢力図を塗り替えつつある。

中国ブランド販売40%急増…市場シェア拡大が加速

豪州新車市場の年間規模は約110万〜120万台で、中国ブランドの躍進は日本メーカーの販売台数の落ち込みと連動している。

豪州自動車産業統計VFACTSに登録された14の中国ブランドの今年最初の4か月(1〜4月)の販売台数は9万3,539台で、昨年同期の5万6,510台と比較して40%増加した。一方、同期間の日本ブランドの販売台数は昨年の18万6,507台から今年の15万797台へと20%減少した。中国ブランドは3万7,029台多く、日本ブランドは3万5,710台少なかったことが、市場の需要が中国車に大きく移行していることを示している。

販売倍増する中国ブランド——BYDが豪州市場を席巻

ブランド別に見ると、BYD(110.8%)、奇瑞汽車(92.4%)、吉利汽車(842.8%)、ジーカー(955%)、零跑汽車(116.5%)、長城汽車(26.8%)などが大幅な伸びを記録した。

デンツァ、OMODA&JAECOO、Deepalなど新規ブランドの参入も市場での勢いをさらに強めている。ただし、LDV(-9.4%)、MG(-1.6%)、JAC(-44.8%)は販売減少を経験した。

日本車、いすゞを除いて全面的な不振

日本ブランドの状況は芳しくない。いすゞがD-MAXとMU-Xの人気で6.7%成長し唯一の上昇を見せたが、主要メーカーはすべて前年より販売ペースが鈍化している。

最大の下落幅を記録したのは日産で、ジューク、リーフ、パスファインダーなど主要モデルを廃止するラインナップ再編にもかかわらず、4月までの販売台数が9,737台にとどまり前年比32.2%急落した。

苦境に立つ日本ブランド——日産・トヨタの販売急減

三菱もエクリプスクロスとパジェロスポーツの廃止に加え、主力モデルであるASXの高価格化を受けて25.5%の販売減少となった。

トヨタはベストセラーのRAV4とハイラックスを新型で発売したにもかかわらず22.7%減少し、5万9,675台の販売にとどまった。スズキ(-23.4%)、スバル(-19.3%)、レクサス(-13.8%)、マツダ(-13.1%)も一斉に下落を記録した。ホンダは1%のわずかな減少にとどまり、相対的に健闘した。

市場に変化の兆し…日本車の「牙城」を脅かす

業界では現在の流れが続く場合、中国ブランドが日本ブランドの販売台数に追いつくには数年かかる可能性があるとしつつも、製品と技術の進展速度が非常に速いため、その格差が急速に縮まるとみている。

市場関係者の間では、中国ブランドが価格競争力にとどまらず、電動化技術と迅速な新車投入サイクルを前面に打ち出して消費者に選ばれているという見方が強い。

特に、日本ブランドが伝統的な内燃機関モデルの廃止とラインナップ再編の過程で経験する過渡的な不振を中国企業が突いているという評価も出ている。

電動化と価格競争力——日本車が失いつつある市場優位性

自動車市場におけるこうした力学の変化は単なる一時的現象にとどまらず、豪州の消費者が新技術と合理的な価格帯の中国産自動車を、日本車に代わる有力な選択肢として受け入れ始めたことを示している。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-37406158-thumb
雨が降っても閉められない15台限定車、ランボルギーニが「実用性より象徴性」に賭けた理由
CP-2025-0051-37395001-thumb
「カローラは温かいオートミール」読者が選ぶ"最も退屈な車"、トヨタが名指しされた理由
CP-2023-0397-37399079-thumb
「収益になっているのは18%だけ」自動車AIが売れても儲からない、業界が抱える"使うほど赤字"の構造
CP-2025-0051-37383863-thumb
「市場の半分を奪われた」米ディーラーが悲鳴、トヨタ・マツダが動いた仲介業者一掃作戦の全貌
CP-2023-0397-37398286-thumb
「サービスセンターへ行け」テスラが異例の物理リコール、無線更新で解決できない理由
CP-2023-0022-37377866-thumb
「スカイラインが帰ってくる」日産が次世代モデルを公式化、11年越しの刷新で70周年に照準
CP-2025-0051-37353995-thumb
バッテリー増量は「時代遅れ」…EV次の戦場は「電費効率」だ
CP-2025-0051-37345777-thumb
「チェリー海外EV100万台の野望」利益は国内の4倍超、中東危機が追い風