費用も仕様も明かされない高市首相の新専用車、その理由とは?

首相専用車 引用:Motorcade Escort
引用:Motorcade Escort

日本の首相専用車がセダンからSUVに変わった。高市早苗首相は、東京都内各所で目撃された新たな車両で首相官邸や国会議事堂、羽田空港を行き来しており、後続の見慣れたレクサスLSの警護車両はそのままだ。新たに導入されたのは、トヨタの最高級ブランド「センチュリー」のSUVモデルで、6年ぶりに更新された首相専用車である。

首相専用車が6年ぶりに刷新された

従来の車両は、2020年4月に安倍晋三政権下で導入された3代目センチュリーのセダンだった。日本政府の記録を引用した現地メディアによると、定められた走行距離の上限に達し、更新対象になったという。木原稔官房長官は「従前から車両の状態などを勘案しつつ更新を行ってきている」と説明するにとどめ、正確な導入費用や仕様については、安全保障上の理由から公表しなかった。市販のセンチュリーSUVは2,700万円からで、セダンより400万円高い。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

黒い外観に防弾仕様の痕跡がうかがえる

新たな首相専用車は、センチュリー特有のツートンカラーをなくし、車体全体を黒で統一している。黒いグリルの奥には青色の識別灯と警光灯が配置され、前方には別の補助ミラーも見える。厚いサイドウォールタイヤを履いたマルチスポークホイールも目を引く。車体とガラスには一定の防弾処理が施されているとみられ、日本のある自動車評論家は、写真だけでも防弾車両だと分かると言及した。

引用:Motorcade Escort
引用:Motorcade Escort

車両更新が話題に、電動化性能も注目を集める

車両更新のニュースは、日本経済新聞、時事通信、Yahoo! JAPANなど日本の主要メディアが一斉に取り上げ、話題を集めた。各メディアはこのSUVを「走る執務室」と表現している。電動式の乗降ステップとリクライニングシートを備え、首相の乗り降りや移動時の快適性を高めたという。パワートレインはTNGAのGA-Kプラットフォームを基にした3.5リッターV6プラグインハイブリッドで、システム総出力は412PS(303kW)に達する。動力はe-CVTとトヨタの「E-Four Advanced」(電気式4WDシステム)を通じて4輪に伝えられ、18.1kWh前後のバッテリーにより最大69kmのEV走行が可能だ。

引用:ANNnewsCH
引用:ANNnewsCH

セダンからSUVへの変更は、単なるデザイン変更ではなく、乗降性と電動化という実用面を重視した結果とみられる。車高が高く乗り降りしやすいことや、室内空間に余裕があることも更新の背景に挙げられている。具体的な仕様や費用が公表されていないだけに、日本国内では当面、この車両を巡る関心が続きそうだ。

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