電動化の荒波の中でVR38を守り抜いた日産、GT-R復活が示すスポーツカー市場への宣戦布告

引用:日産
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日産GT-R次世代R36型、2030年までに登場へ VR38エンジン継続とハイブリッド化を示唆

2025年8月、18年にわたる長いモデルライフを終えてR35型が生産を終了し、販売終了にともなう空白期間となっていた日産「GT-R」。その次世代モデル復活に向けたシナリオが、ついに明らかになった。

北米日産の最高企画責任者(CPO)、ポンズ・パンディクティラ氏は最近のインタビューで、次世代GT-R(R36型)の初期開発に着手した事実を公表し、2030年までの正式発売を目指していると述べた。

VR38エンジンの進化とハイブリッド採用 次世代パワートレインの方向性

次世代GT-Rの核心は、圧倒的な性能を継承しつつ環境規制を満たすパワートレインの刷新だ。パンディクティラ氏は、高いポテンシャルを誇る既存のVR38型エンジン(V6ツインターボ)のブロックを基盤に、電動化システムを組み合わせる可能性が高いことを示唆した。これは、GT-R特有のアイデンティティを継承しつつ、世界的に厳格化する排出ガス規制に対応するための戦略的選択と解釈される。

電動化による重量増加とハンドリング R36型開発の最大課題

ただし、ハイブリッドシステムの導入は、スポーツカーとして克服すべき物理的限界も伴う。電動モーターやバッテリーパックの追加による車両重量の増加をいかに抑制し、GT-Rの真骨頂である鋭いハンドリングとコーナリング性能を維持するかが、R36型開発における最大の課題となる見込みだ。

日産はこれを解決するため、さらなる進化を遂げたトルクベクタリング技術と軽量化設計を通じて重量増を相殺し、ハイパーカーに匹敵する加速性能を実現する構想だ。

技術革新の継承とデザイン 「ハイパーフォース」が示す未来のGT-R像

現行モデルが提示した革新的な四輪駆動(AWD)システムや専用ディスプレイなどのブランド理念は、次世代モデルにも引き継がれる。R36型は2023年に公開されたコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」のデザイン要素を採用し、よりアグレッシブで未来志向のシルエットを持つと見られる。電動化システムを活用した圧倒的な加速性能と最先端のインフォテインメントシステムを通じて、再びスポーツカー市場のベンチマークとなることが期待される。

2028年に詳細発表、2030年までにデビュー 伝説復活のロードマップ

日産は次世代GT-Rの開発を決して急がない姿勢だ。ブランドの技術力を象徴するフラッグシップモデルとして、完璧な完成度を期すためである。日産関係者によれば、2028年頃にはR36型に関する具体的な情報が公開され、実際の車両は日産が約束した2030年までに披露される見通しだという。伝説の帰還を待つ世界中のファンの注目は、いまや2028年の公式発表に向けられている。

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