「eエブリイ」1充電257kmで配送現場が変わる、スズキが軽商用EVに本格参戦した理由

引用:スズキ
引用:スズキ

スズキは、同社初となる軽商用電気自動車(EV)「eエブリイ(e EVERY)」を正式に発売し、国内の商用EV市場へ本格参入した。日本経済新聞の報道によれば、新モデルの航続距離は1回の充電で257kmを達成。これは2024年10月に先行発売された競合モデル、ホンダ「N-VAN e:」の245kmを上回る性能であり、ラストワンマイルを担う配送業務などでの実用性を高めている。

eエブリイは、ダイハツ工業、トヨタ自動車、スズキの3社による共同開発車両であり、ダイハツからのOEM(相手先ブランド製造)方式で供給される。スズキは多様なビジネスニーズに対応するため2つのグレードを展開し、標準的な2人乗りモデルの価格は、兄弟モデルであるダイハツ「ハイゼット カーゴ(EV)」やトヨタ「ピクシス バン(EV)」と足並みを揃えた314万6,000円に設定された。

政府によるクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)については、両グレードともに56万2,000円の交付が確定した。これにより実質的な購入負担額は250万円台まで抑えられ、ガソリン車からの移行を検討する小口配送事業者などの導入を後押しすると見られる。

今回のeエブリイの投入は、2025年に発表されたコンパクトSUV「eビターラ(e VITARA)」に続く、スズキにとって国内2車種目のEVラインナップとなる。スズキは今後、2026年以降に軽乗用EVモデルを順次投入する計画を明らかにしており、軽自動車市場における電動化戦略をさらに加速させる方針だ。

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