「見た目はタフ、中身は戦略的」… BYDファンチェンバオ「タイ7」、価格と性能のバランスに注目

BYDファンチェンバオ「タイ7」ティーザー
コスパ抜群のオフローダー登場か
日本市場へ投入される可能性も

引用:News.qq
引用:News.qq

EV分野で存在感を高めているBYDが、新型車「タイ7」のティーザーを公開した。主役となるのは、BYDの高級車ブランド「ファンチェンバオ(Fang Cheng Bao=方程豹)」のオフローダーだ。

2025ソウルモビリティショーにて兄弟車「バオ5」が展示された経緯もあり、今回の「タイ7」にも韓国市場から注目が集まっている。その魅力を探ってみたい。

引用:News.qq
引用:News.qq

シリーズ2番手の「タイ7」
PHEVの可能性浮上

「タイ」はファンチェンバオが展開するオフロードSUVシリーズ。現在は小型電動クロスオーバーSUV「タイ3」が販売されており、今回の「タイ7」はシリーズの2番手に位置づけられる。

本格オフローダーらしく、「タイ7」はランドクルーザーを彷彿とさせる箱型ボディを採用。これは以前キャッチされたテスト車両にも見られた特徴だ。詳細スペックなどは未公表だが、「タイ7」という名称から察するに、バオ5とバオ8の中間に位置する準大型SUVと考えられる。

パワートレインも確定情報はないが、テスト車両で両側に給油口と充電ポートが確認されていることから、少なくともプラグインハイブリッド車である可能性が高い。これはBYDが以前発表した「EV単一ポートフォリオの限界を見据え、ハイブリッド車の拡充に注力する」という方針と一致する。

引用:News.qq
引用:News.qq

用途別に変わる価格設定
日本市場投入の可能性も

「タイ7」の想定価格は30万元(約602万円)とされており、これはバオ5とバオ8の中間にあたる価格帯。車格やオフロード性能を考慮した妥当な水準と見られている。都市型SUVとして投入される場合は、20万元(約401万円)前後となる可能性もある。

この価格設定は本格オフローダーとしての需要とファミリーカーとしての実用性を両立させる戦略の一環と読み取れる。すでに2025ソウルモビリティショーでブランドの存在感を示していることから、「タイ7」が韓国市場に投入される可能性も高い。

日本ではファミリー向けSUVが主流ながら、根強いオフローダー需要も存在している。こうした背景のなかで「タイ7」が上陸すれば、注目度は高いだろう。BYDファンチェンバオの新たな挑戦「タイ7」に、グローバル市場の視線が注がれている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-32881826-thumb
【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
CP-2024-0164-32881937-thumb
ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
CP-2022-0212-32776337-thumb
「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
CP-2023-0186-32787251-thumb
「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
CP-2023-0065-32790861-thumb
「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
CP-2025-0133-32775100-thumb
「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
CP-2023-0397-32774813-thumb
【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
CP-2024-0164-32881903-thumb
ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
  • アクセスランキング

    【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
    ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
    「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
    「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
    「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
    「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった
    【ジープ】「リーコン モアブ」発表へ…ブラックアウトで武装した本格“オフロードEV”
    ランドローバー「D7X-R」初公開…サハラで示した“競技用ディフェンダー”の真価
    トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
    【2026新型】ドゥカティ「パニガーレV4R」とトライアンフ「TF 450-X」、レースシーンを沸かせる2大ブランドの進化形

    最新ニュース

    CP-2024-0164-32881826-thumb
    【ポールスター】“22分でフル充電!?” 800V搭載の2026年型「ポールスター3」公開
    CP-2024-0164-32881937-thumb
    ボルボ、“高級EVの常識崩壊”へ!新グレード追加で電動SUV価格を大胆引き下げ
    CP-2022-0212-32776337-thumb
    「もう高いEVはいらない!」…ルノーがLFPで挑む“コスト半減の現実路線”
    CP-2023-0186-32787251-thumb
    「トヨタ快進撃」“値上げ直後”でも過去最高…世界販売84万台を突破
    CP-2023-0065-32790861-thumb
    「マクラーレンの誇りはどこへ…」“中国製パーツ搭載SUV”ついに始動か?
    CP-2025-0133-32775100-thumb
    「秋ドライブの盲点」…“涼しさ”に潜む危険、10月が最も事故の多い月だった

    主要ニュース

    CP-2024-0164-32881810-thumb
    トヨタ「RAV4」にTRDプロの可能性…AutoYaの“仮想レンダリング”が話題
    CP-2023-0397-32754255-thumb
    【2026新型】ドゥカティ「パニガーレV4R」とトライアンフ「TF 450-X」、レースシーンを沸かせる2大ブランドの進化形
    CP-2022-0212-32757671-thumb
    レクサス「LS」36年の歴史に終止符、250台限定「ヘリテージエディション」で有終の美
    CP-2022-0212-32757667-thumb
    アウディ「Q9」5.2m級フラッグシップSUV…Q7・Q8を超える“真の頂点”が2026年登場
    CP-2022-0212-32757669-thumb
    【新技術】ヤマハ、電動バイクに「擬似エンジン」 …失われた鼓動感を取り戻す革新的アプローチ
    CP-2023-0051-32770548-thumb
    日産「リーフ」、米国で集団訴訟に直面…バッテリー過熱リスクが再燃