【EV関税ショック】中国勢が“迂回戦略”発動!BYD「シールU」やMG HSが爆売れ、半年でPHEV2万台突破

【引用:BYD】欧州連合(EU)が中国製電気自動車(EV)に対して導入した最大45.3%の高率関税が、思わぬ形で逆効果を招いている。中国メーカー各社は電気自動車の輸出を減らす一方で、関税負担が軽いプラグインハイブリッド(PHEV)の欧州向け輸出を急拡大させ、市場での存在感を一段と強めている。

【引用:BYD】代表例はBYDとMGである。市場調査会社データフォースの統計によれば、BYDは2025年上半期にEUで約2万台のPHEVを登録し、前年1年間の3倍超を記録した。MGも同期間ですでに昨年のハイブリッド販売実績を上回り、Lynk & Coなど他の中国ブランドもPHEVの投入を加速している。

【引用:BYD】価格競争力の差も鮮明だ。BYDの電動SUV「ATTO 3」には約27%の関税が課され、販売価格に170万円程度が上乗せされる。一方、同社のPHEV「シールU」は10%の基本関税のみで済み、負担は約59万円にとどまる。MGのEVには最大45.3%の関税が適用されるため、PHEVへのシフトは必然といえる。今年上半期、欧州での中国製EV販売は60%減少したが、ハイブリッドモデルは登録台数を伸ばしている。

【引用:BYD】ドイツ自動車研究センターのベアトリクス・カイム所長は「中国メーカーの戦略転換は予想通りだ」と指摘する。EU執行委員会も動向を認識しているが、有効な対策は打ち出せていない。PHEVは欧州で環境性能の高い車として消費者の支持を集めており、この「迂回戦略」は当面続くとみられる。EUの関税政策が実効性を持つには、さらなる制度設計の精緻化が求められている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2025-0293-37600462-thumb
自動運転の波に乗らないフェラーリ「運転するのは人間だ」という一線を超えない覚悟
CP-2024-0164-37601832-thumb
映画のような追跡劇? ロボット犬が実際に車両窃盗犯を追い詰め、警察の逮捕を実現させた一夜
CP-2022-0212-37588919-thumb
ベントレーとマイバッハのすき間を狙う! BMWアルピナが掲げる「スポーツではなくスピード」の超高級GT
CP-2023-0059-37590284-thumb
EVのはずが突然ハイブリッドに変身! クライスラー エアフロー、RAV4対抗のSUVとして復活
CP-2023-0397-37585818-thumb
自動運転で渋滞は減らない? ウェイモの44%空車データが暴いた「期待と現実のギャップ」
CP-2023-0397-37585819-thumb
「救助現場では絶賛、市場では惨敗」カザフスタンが追加導入したサイバートラックの皮肉な現実
CP-2025-0051-37572476-thumb
「BYDを狙い撃ちにした日本のEV補助」東京都が上限130万円に拡充、トヨタが最大の受益者に
CP-2023-0203-37578156-thumb
まさか液体水素で? トヨタのハイパーカーがル・マンを走る前例なき挑戦