220馬力のパワートレインはそのまま、2027年モデルで真っ先に挙がった改良は「エアコン」!? プリウスPHEV米国仕様

引用:トヨタ
引用:トヨタ

デュアルゾーンエアコンの採用により、プリウス プラグインハイブリッドの2027年モデルは運転席と助手席でそれぞれ好みの温度を設定できるようになった。トヨタのアメリカ法人が7月16日、テキサス州プラノで明らかにしたこの改良では、従来シングルゾーンだった空調システムが左右独立制御方式へと生まれ変わった点が目玉となっている。

外観では新色「インクド」が加わった。従来設定されていたミッドナイトブラックメタリックに代わってラインナップ入りしたこの色は、深みのある漆黒のトーンでボディの抑揚をより際立たせる。ちなみに2027年モデルの全カラーラインナップは、カッティングエッジ、ガーディアングレー、レザーバーブルー、インクド、ナイトシェード専用色のカラシ、そしてプレミアムカラーのスーパーソニックレッドとウインドチルパールを加えた計7色で構成される。

パワートレインの構成自体は従来から変わっていない。2リッター直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせた第5世代トヨタ・ハイブリッド・システム(THS 5)が、システム総出力220馬力を発揮し、静止状態から時速60マイル(約96km/h)までを6.6秒で駆け抜ける力強さを誇る。13.6kWh容量のリチウムイオンバッテリーは、満充電時でSEグレード基準で最大71km(EPA推定値)のEV走行を可能にし、バッテリー残量が乏しくなった場合もハイブリッドモードへとシームレスに切り替わるため走行が途切れる心配はない。家庭用コンセントでの満充電にはおよそ11時間、レベル2充電器を使えば約4時間で完了する。

日常の移動の大部分を電気だけで賄えるというこの特性は、足元の販売実績にもはっきりと表れている。アメリカにおけるプリウスPHEVの販売台数は2025年の1年間で1万5503台に達し、前年比22.3%の増加を記録した。この勢いは今年に入っても続いており、直近の6月だけで2204台が売れ、前年同月比74.5%増となっている。

グレード構成はSE、XSE、ナイトシェード、XSEプレミアムの4種類。アメリカでの価格は目的地・取扱手数料(1295ドル)別として、SEグレードが3万3980ドル(約550万円、2026年7月末レート換算)からスタートし、最上位のXSEプレミアムは4万675ドル(約660万円)まで設定されている。全グレード共通で前年モデルから205ドルの値上げとなった。新型モデルは今夏より、販売店へ順次導入される予定だ。

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