高すぎる空気圧、A/Cのこまめなオフ、エンジンフラッシング 逆効果になる管理習慣3つ

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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自動車を長く乗るための努力は、運転席を離れた後の管理習慣にも表れる。しかし、良かれと思って続けてきた管理が、実は逆効果になっている場合が少なくない。誤った常識に基づく管理は燃費を下げるだけでなく、タイヤや下回り、エンジン内部にまで負担を残しかねない。今回は愛車に害を及ぼしかねない代表的な管理習慣を三つ取り上げ、何が問題か見ていく。

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一つ目はタイヤの空気圧を必要以上に高く保つ習慣だ。指定空気圧が220〜240kPa程度の乗用車では、高くても1割程度が適正限界とされる。超えると衝撃吸収力が落ち、下回り部品の寿命短縮や偏摩耗、雨天時の接地力低下を招く。ただし先代のアルトやワゴンRのように専用タイヤで280kPaを指定する例もある。空気圧は車に正確に合わせることが重要だ。

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二つ目はA/Cボタンをこまめに切ると燃費が良くなるという思い込みだ。コンプレッサーは冷媒圧力に応じ電磁クラッチで自動的に作動・停止する。手動で切ると冷媒圧力が下がり、再始動時に長時間作動し余分な電力を消費する。省エネルギーセンターの資料では、外気25℃でエアコンを入れると燃費は約12%悪化し、燃料消費率では約14%増に相当する。オートエアコンに任せる方が効率的だ。

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三つ目は、エンジン内部を安易にフラッシング(内部洗浄)する習慣だ。オイル交換を長期間怠った車ほどこの方法は危険で、蓄積したスラッジが塊で落ちると油路を塞ぎ、油圧低下で大きな損傷を招きかねない。エンジンを健康に保つ確実な方法は特別な洗浄ではなく、メーカー推奨周期でのオイル交換だ。管理が疎かだった車は、短い周期で二回に分けて交換すると安全に改善できる。

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このほかにも、給油時に自動停止後も無理に詰め込む習慣は、チャコールキャニスターへの燃料流入で故障を招くことがある。良い意図の管理が良い結果につながるとは限らず、感覚に頼った管理ほど愛車に負担をかけやすい。都市伝説的な管理法にこだわるより、メーカー推奨の整備法と交換周期・点検項目を継続的に守ることが、高額な修理を防ぐ最も確実な方法だ。

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