「エクストレイルだけの特権じゃなかった」日産キックスに登場するロッククリークの正体

引用:日産
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新型日産コンパクトSUV「キックス」は2026年6月18日に正式発売されたばかりだが、これに続き、アウトドアテイストを加えた特別仕様「ROCK CREEK(ロッククリーク)」の追加設定が先行して発表された。日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がけるこのモデルは、2026年夏に正式発表を予定しており、発売は同年冬になる見通しだ。

新型キックスは第3世代e-POWERを搭載し燃費性能を大きく向上させたほか、力強く躍動感のあるエクステリアや上質感を高めたインテリアで好評を得ている。ロッククリークは、こうしたベースの上に専用デザインを加えたグレードという位置づけだ。

エクステリアでまず目を引くのが、ブラックを基調とした専用フロントグリルだ。3スロット形状のシルバー加飾が施されている。そこに、溶岩を思わせる「ラバレッド」のアクセントカラーが、フロントエンブレムやフロントアンダープロテクター、アルミホイール、ホイールセンターオーナメントなど各所に配置された。リアにもロッククリーク専用のバッジとエンブレムが装着され、標準モデルとは一目で区別できる仕上がりとなっている。

インテリアも同様にブラックを基調としつつ、シートやドアトリム、インストルメントパネル、ステアリングなどにラバレッドをあしらい、コントラストを効かせたデザインとした。シートには防水仕様が標準採用されており、キャンプや釣り、ウインタースポーツを楽しんだ後でも、濡れた服装のまま気兼ねなく乗り込める。

こうしたデザインと実用性を両立させたコンセプトは、以前ミドルクラスSUV「エクストレイル」のロッククリーク仕様でも好評を博していた。今回その方向性がコンパクトSUVにも広がったことで、キックスの商品力も一段と高まったといえそうだ。

とりわけ注目されるのが駆動方式の選択肢だ。エクストレイル ロッククリークは電動4WD「e-4ORCE」専用モデルとしてのみ設定されるのに対し、新型キックス ロッククリークには2WD仕様も用意される。アウトドア風のデザインには惹かれるものの、雪道や悪路を走る機会が少なく4WDまでは必要ないと感じる層にとっては歓迎すべき選択肢だ。エクストレイルよりも幅広い顧客層を抱えるキックスだからこそ実現できる構成といえるだろう。

価格(消費税込)は、2WDが約400万円から、4WD(e-4ORCE)が約430万円からとなる見通しだ。標準車の最上級グレード「G」が389万8400円(2WD)・424万8200円(e-4ORCE)であることを踏まえると割高感はあるが、専用デザインや防水シートなど、ひとつのコンセプトとして仕立て上げられたモデルであることを考えれば、その価格には見合う価値があるとの見方もできる。

エクストレイルで実証済みの人気要素を受け継ぎながら、2WD仕様によって購入のハードルを下げた新型キックス ロッククリークは、デザイン重視でSUVを選びたい層にとって有力な選択肢になりそうだ。

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