「テラノが帰ってきた」日産が北京で復活宣言、PHEVオフローダーに市場の目が集まる理由

引用:日産
引用:日産

日産、新型コンセプトカー「テラノPHEVコンセプト」など2車種を世界初公開

日産自動車は、24日に開幕した「北京モーターショー2026」において、ブランドの電動化への意欲を示す新型コンセプトカー2台を世界初公開した。

今回の発表は、日産が推進する中長期戦略「The Arc」の一環であり、中国市場における新エネルギー車(NEV)ラインナップを大幅に拡充する狙いがある。

◇ 本格オフローダーの復活、「テラノPHEVコンセプト」

最も注目を集めているのは、高い悪路走破性能を提示するオフロードSUV「テラノPHEVコンセプト」だ。

ティーザー公開時から関心を集めていた本車両は、高く設定されたサスペンションと太いオールテレインタイヤを装着し、日産が培ってきたオフロード性能を象徴する力強いSUVの姿を見せている。ボンネットとルーフに配置された補助ライト、アプローチアングルを最大化したバンパーデザインは、この車が単なる都市型SUVではないことを物語る。往年の名モデル「テラノ」の名を冠した電動化モデルとして、ブランドの復活を印象づけた。

◇ ハイテクと自動運転の融合、「アーバンSUV PHEVコンセプト」

併せて公開された「アーバンSUV PHEVコンセプト」は、オンロード走行に最適化した洗練されたスタイルが特徴だ。次世代電気自動車を想起させるスリムなLEDライトシグネチャーが目を引く。ルーフ上部の突起は、高性能LiDARまたはカメラシステムと見られ、日産の最新知能型運転支援システムの搭載を示唆している。

両モデルとも、PHEVまたは純電気自動車(BEV)のパワートレインを採用し、環境規制への対応と走行性能の両立を図る。

◇ 中国を起点としたグローバルNEV戦略

日産は、今回の北京モーターショーを機に、中国市場でのシェア回復に向けた総力戦を展開する。特に、現地の提携先である東風汽車と共同開発したモデルを、中東、ラテンアメリカ、東南アジアなど、グローバル市場へ輸出する計画も具体化している。

中国市場を「グローバル競争力と産業能力を牽引する中核エンジン」と位置づける日産。現地の技術を取り入れて開発速度を上げ、コスト競争力を高める戦略が、実際の量産モデルでどのような完成度を見せるのか、今後の成否を占う重要な指標となる。

両コンセプトカーの市販モデルは、1年以内に発表される予定である。

引用:日産
引用:日産
引用:日産
引用:日産
引用:日産
引用:日産

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-36712421-thumb
「輸出の半分がEVになった」中国の自動車産業、3月に内燃機関から電動化へ軸足を移した
CP-2025-0367-36704716-thumb
「テスラを倒しにきた」BMWが社運をかけた新型i3、8月にミュンヘンで量産開始
CP-2025-0051-36706083-thumb
「電気より積める」トヨタがいすゞと組んだ水素トラック、物流現場が注目する15〜20%の差
CP-2023-0067-36699054-thumb
「価格競争は終わった」北京モーターショーで中国勢が打ち出した新戦略、IT企業も一斉参入
CP-2023-0225-36690379-thumb
「BYDより安く」日産サクラが切り開いた、補助金に頼らないEV普及の道
CP-2024-0164-36686645-thumb
「無交換でいい」は誤解、ミッションオイルの前提は保証期間内、放置が高額修理を招く
CP-2024-0164-36686242-thumb
「ただの表示ではない」メーターパネルの役割、事故防止につながる理由
CP-2025-0371-36696869-thumb
「乗った瞬間に違う」ポールスター4が放つ圧倒的な完成度、それでも買えない理由がある