「あのチェロキーが別モノに」…ジープが仕掛けた「次世代SUV戦争」の狼煙に震えが止まらない

大型SUV市場に激震
次世代チェロキーの姿が捉えられた?
目を引くデザイン

引用:Kolesa

ジープブランドを象徴するSUV、グランドチェロキーが次なるステージに突入しようとしている。最近公開された次世代チェロキーの予想レンダリング画像からは、大幅に刷新された外観と、ブランドの電動化戦略がより明確に読み取れる。グローバルSUV市場で長年存在感を放ってきたジープは、この変革を通じて再び競争の構図を塗り替えようとしている。

伝統を受け継ぎながらも技術革新を盛り込んだ新型チェロキーは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデル「4xe」として登場する。環境対応が自動車業界全体の重要課題となる中、ジープも従来のオフロードイメージから脱却し、プレミアムハイブリッドSUVへと進化を遂げようとしている。

引用:autoevolution
引用:autoevolution

プラグインハイブリッドとして
生まれ変わった次世代チェロキー

次世代チェロキーは単なるフェイスリフトではなく、フルモデルチェンジに近いレベルの刷新が施されている。フロントにはスリムなLEDヘッドライトと縦型のセブンスロットグリルが組み合わされ、より洗練された印象に仕上がっている。サイドにはシャープなラインが走り、大径ホイールやテールランプをつなぐリアランプバーが高級SUVらしさを際立たせている。注目すべきは、リアに掲げられた「4xe」バッジ。これはプラグインハイブリッドシステムの搭載を示しており、ジープが本格的に電動化へ舵を切ったことを象徴する。

都市部での静粛性と環境性能、さらにはロングドライブに対応する実用性も兼ね備えている点は、これまでのジープファンにも新たな魅力となりそうだ。インテリアも大きく進化している。室内空間は現行モデルより広がり、大型のデジタルディスプレイやジープらしい直感的なインターフェースが融合。後部座席の居住性や収納の使い勝手も向上し、ファミリー層を意識した設計が光る。

引用:kolesa
引用:インスタグラム@kdesignag

コンパスにも波及する
ジープの電動化加速

ジープの今回の動きは、単なるモデルチェンジにとどまらない。グランドチェロキーはフラッグシップに位置づけられるモデルであり、その電動化はブランド全体の方向性を示すものだ。他のSUVラインナップにも、同様の電動技術が順次展開されると見られている。特に、北米だけでなく欧州やアジアでも環境規制が強化される流れの中、チェロキー4xeはグローバル市場を見据えた戦略的モデルといえる。

上質な外観、環境に配慮したパワートレイン、そしてジープ伝統の走破性能を併せ持つこのモデルは、ホンダ・パイロット、ヒョンデ・パリセード、フォード・エクスプローラーといった競合と正面からぶつかることになるだろう。一方、ジープは新型コンパスの発売も控えている。コンパクトSUV市場での存在感を高める狙いであり、チェロキーと並ぶ電動化戦略の重要な一手となる。この2モデルを軸に、ジープは再びSUV市場の中心を目指す構えだ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-33930892-thumb
「なぜここまで差が出る?」10万kmで終わるエンジンと50万km走る違い
CP-2023-0186-33867709-thumb
「ベテランでも9割が間違える」冬のスリップ時、正しいハンドル方向
CP-2025-0055-33840912-thumb
「突然つかない…」冬に裏切るシートヒーター、最も多い原因
CP-2025-0055-33841912-thumb
「朝の霜取りが一瞬で終わる」3秒で窓が溶ける原理とは
CP-2022-0212-33821908-thumb
「911だけは守る」電動化時代でも越えなかったポルシェの一線
CP-2022-0212-33821909-thumb
今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
CP-2023-0065-33850417-thumb
EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
CP-2023-0065-33846059-thumb
SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
  • アクセスランキング

    「なぜここまで差が出る?」10万kmで終わるエンジンと50万km走る違い
    「ベテランでも9割が間違える」冬のスリップ時、正しいハンドル方向
    「突然つかない…」冬に裏切るシートヒーター、最も多い原因
    「朝の霜取りが一瞬で終わる」3秒で窓が溶ける原理とは
    「911だけは守る」電動化時代でも越えなかったポルシェの一線
    今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側
    EV総量とほぼ同数、マスタングが追いついたフォード販売の異変
    SF映画のような金色ボディと低い地上高、テスラ「ロボバン」映像が再拡散した理由
    「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
    テスラモデル3、崖下にそのまま落とした!極限状況でどこまで耐えられるのか

    最新ニュース

    CP-2024-0164-33930892-thumb
    「なぜここまで差が出る?」10万kmで終わるエンジンと50万km走る違い
    CP-2023-0186-33867709-thumb
    「ベテランでも9割が間違える」冬のスリップ時、正しいハンドル方向
    CP-2025-0055-33840912-thumb
    「突然つかない…」冬に裏切るシートヒーター、最も多い原因
    CP-2025-0055-33841912-thumb
    「朝の霜取りが一瞬で終わる」3秒で窓が溶ける原理とは
    CP-2022-0212-33821908-thumb
    「911だけは守る」電動化時代でも越えなかったポルシェの一線
    CP-2022-0212-33821909-thumb
    今のテスラが中国EVを手本にしていた?元幹部証言で見えた開発の裏側

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33837901-thumb
    「テスラの弱点解消?」運転者のための物理ボタンが突然現れた
    CP-2023-0065-33777040-thumb
    テスラモデル3、崖下にそのまま落とした!極限状況でどこまで耐えられるのか
    CP-2024-0164-33864863-thumb
    40台だけの終着点、ブガッティ・ボライドが刻んだ“最後の遺産”
    CP-2025-0133-33838865-thumb
    SUV激戦区の答え、アメリカ市場が認めた最高の3列SUV 5種
    CP-2023-0065-33751204-thumb
    「米国ラグジュアリー市場を狙う」メルセデス、40万台目標でBMWに正面勝負
    CP-2025-0055-33823029-thumb
    走行継続は危険信号、ブレーキ警告灯の分岐点