トヨタ・RAV4、フルモデルチェンジで大進化!カムリとパワートレインを共有し、斬新なデザインと未来の電動化へ向けた挑戦

トヨタ・RAV4のフルモデルチェンジ

カムリとパワートレインを共有

ベストセラーの大変身

引用:Motortrend

トヨタのハイブリッド主力モデルはどれも売れ行きが好調だが、その中でも特に人気を集めているモデルがいくつかある。代表的なのはプリウス、RAV4、カムリだ。今回はRAV4のフルモデルチェンジについて見ていこう。現代自動車で言えばアバンテ、サンタフェ、ソナタに相当する車種で北米市場においては名実ともにトヨタを象徴する代表的な存在と言える。

カムリとハイブリッドパワートレインを共有すると予想されるRAV4のフルモデルチェンジはソナタとパワートレインを共有していたサンタフェと共通点がある。2024年にはアメリカ市場だけで47万5,000台以上を販売し、トヨタが力を入れているRAV4はスパイショットからも最新のトヨタのファミリールックを踏襲していることが確認できる。

引用:Top electric suv
引用:Carscoops

カムリのフルモデルチェンジと前面部が類似

堂々とした前面マスクが印象的

最新のトヨタのファミリールックを採用しているため、カムリのフルモデルチェンジと前面部のシルエットが似ている。「ハンマーヘッド」と呼ばれるこのデザインは文字通りハンマーの頭に似た形状に由来し、ジンベエザメからインスピレーションを得たものだと言われている。これまで方向性を見失っていた印象があったが、今回は斬新なデザインに仕上がっている。

一見すると鈍重に見える比率のため、空力性能に問題があるのではないかという懸念もあるが、バンパー両端に配置されたエアダクトはブレーキとエンジンルーム内部の冷却効果だけでなく、車両下部に空気を効率的に流す役割も果たす。これにより、大胆なデザインと空力性能、さらには燃費効率の向上も実現している。

引用:Carscoops
引用:Clavey’s corner

リアデザインも角張ったスタイル

大型スポイラーを採用

リアデザインはまるでダッジのSUVを思わせるような角張った男性的なデザインが特徴的だ。非常にスリムなデザインや、極めて男性向けデザインを好む北米市場に合わせた設計と言えるだろう。カモフラージュが施されているものの、リアデザインで批判を受けることが多かった現代自動車のサンタフェよりも、洗練された印象を与えている。

また、かなり大型のスポイラーも目を引く。スポイラーは単に見た目のためだけでなく、車両のダウンフォースと空力性能の向上を目的としているため、スポイラーのサイズ拡大や形状変更はデザインだけでなく機能面も考慮した設計がなされている。角張ったホイールハウスのクラッディングもこの車に男性的な印象を与える斬新な要素の一つだ。

引用:Carscoops
引用:Us News Cars

インテリアもカムリと共通か

空力性能の追求は電動化への布石?

最新のトヨタのファミリールックを忠実に踏襲しているため、カムリのフルモデルチェンジのインテリアと大枠で共通点があると予想される。センターコンソール上部には、フローティングディスプレイを思わせる大型インフォテインメントモニターが確認できた。これは競合車種であるツーソンやサンタフェとは対照的なアプローチだ。

ここで興味深い点が一つある。テスラ・モデルYと並走してテストを行っている様子が目撃されたのだ。通常、自動車メーカーは未発表の車両をテストする際、ベンチマークとなる車種と並走し、データを比較することがよく行われる。RAV4の場合、内燃機関モデルやハイブリッドモデルがその対象となるだろう。これが示唆しているのは次期RAV4が内燃機関モデルやハイブリッドモデルに加え、純電気自動車モデルもラインアップに加える可能性があるということだ。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0065-29987144-thumb
「EVでもトランスファーは要る!」ステランティス、3段ギアで悪路に挑む…ジープ・リーコンが狙う“オフローダー新基準”
CP-2023-0030-29980657-thumb
「EVでも走りは妥協しない!」アウディ、Q5 eハイブリッドで次世代SUVへ…新PPCプラットフォームが示す“高効率の理想形”
CP-2023-0065-29934597-thumb
「速さも快適さも妥協しない!」ホンダ、2025年型タイプRでホットハッチ刷新へ…315馬力が宿す“新・日常性能”
CP-2023-0030-29937795-thumb
「13年目のSもまだ進化する!」テスラ、モデルS&Xを小改良…価格引き上げで狙う“再プレミアム戦略”
CP-2023-0065-29941830-thumb
「静かに速く、しかも気持ちいい!」新型プジョー3008が提案する“快適EV風SUV”…マイルドHVの限界を超えた実力とは?
CP-2023-0030-29961390-thumb
「電池もパワーも削らない!」シボレー、シルバラードEVでEVピックアップ再定義へ…“仕事で使える電動トラック”に本気の進化
CP-2023-0047-29944796-thumb
「ボタンもレバーも捨てた!」アウディ、新型Q3でインテリア革命へ…光とAIが導く“未来仕様のSUV”
CP-2022-0212-29943243-thumb
「ホンダ新型スーパーEVが世界初公開へ」パープル迷彩で登場、“走れるコンセプト”は量産前提?
  • アクセスランキング

    「EVでもトランスファーは要る!」ステランティス、3段ギアで悪路に挑む…ジープ・リーコンが狙う“オフローダー新基準”
    「EVでも走りは妥協しない!」アウディ、Q5 eハイブリッドで次世代SUVへ…新PPCプラットフォームが示す“高効率の理想形”
    「速さも快適さも妥協しない!」ホンダ、2025年型タイプRでホットハッチ刷新へ…315馬力が宿す“新・日常性能”
    「13年目のSもまだ進化する!」テスラ、モデルS&Xを小改良…価格引き上げで狙う“再プレミアム戦略”
    「静かに速く、しかも気持ちいい!」新型プジョー3008が提案する“快適EV風SUV”…マイルドHVの限界を超えた実力とは?
    「電池もパワーも削らない!」シボレー、シルバラードEVでEVピックアップ再定義へ…“仕事で使える電動トラック”に本気の進化
    「ボタンもレバーも捨てた!」アウディ、新型Q3でインテリア革命へ…光とAIが導く“未来仕様のSUV”
    「ホンダ新型スーパーEVが世界初公開へ」パープル迷彩で登場、“走れるコンセプト”は量産前提?
    「航続526km+防音強化+後席モニター」…テスラの新型モデルY、補助金込みで“買い時”に突入
    「トヨタbZ7にファーウェイAIと新アーキテクチャ」…中国主導で進化する“EVの再定義”

    最新ニュース

    CP-2023-0065-29987144-thumb
    「EVでもトランスファーは要る!」ステランティス、3段ギアで悪路に挑む…ジープ・リーコンが狙う“オフローダー新基準”
    CP-2023-0030-29980657-thumb
    「EVでも走りは妥協しない!」アウディ、Q5 eハイブリッドで次世代SUVへ…新PPCプラットフォームが示す“高効率の理想形”
    CP-2023-0065-29934597-thumb
    「速さも快適さも妥協しない!」ホンダ、2025年型タイプRでホットハッチ刷新へ…315馬力が宿す“新・日常性能”
    CP-2023-0030-29937795-thumb
    「13年目のSもまだ進化する!」テスラ、モデルS&Xを小改良…価格引き上げで狙う“再プレミアム戦略”
    CP-2023-0065-29941830-thumb
    「静かに速く、しかも気持ちいい!」新型プジョー3008が提案する“快適EV風SUV”…マイルドHVの限界を超えた実力とは?
    CP-2023-0030-29961390-thumb
    「電池もパワーも削らない!」シボレー、シルバラードEVでEVピックアップ再定義へ…“仕事で使える電動トラック”に本気の進化

    主要ニュース

    CP-2023-0065-29644190-thumb
    「航続526km+防音強化+後席モニター」…テスラの新型モデルY、補助金込みで“買い時”に突入
    CP-2023-0065-29937206-thumb
    「トヨタbZ7にファーウェイAIと新アーキテクチャ」…中国主導で進化する“EVの再定義”
    CP-2023-0047-29827886-thumb
    「航続800km・10分で350km充電」…BMWが放つ“ノイエ・クラッセ第1弾”が描くEVの未来像
    CP-2022-0212-29914777-thumb
    「EVよりハイブリッドの方が環境にいい?」…豊田会長の発言が呼び起こした“カーボン議論の本質”
    CP-2023-0065-29866164-thumb
    「チャールズ国王が選んだ電動SUV」…ロータス「エレトラ」に込められた“王室×EV”の価値観
    CP-2023-0065-29830183-thumb
    「航続650kmの北欧EVが登場」…ポールスター3のロングレンジ仕様が狙う“プレミアムSUV市場の隙間”