
Amazonの自動運転子会社Zooxが、運転席のないロボタクシーとして初めて米当局の商業運行承認を取得した。このモデルは商用化された自動運転技術の中で最も高いレベルである「レベル4」に該当し、定められた区域内では人間の操作が不要だ。
30日(現地時間)ロイター通信によると、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)はこの日、Zooxの新型無人ロボタクシーについて限定的な商業運用を承認したと発表した。Waymoがレベル4で有料運行の承認を受けたが、ハンドルのないレベル4モデルとしてはAmazonが初めてだ。
このモデルの特徴は、車内に乗客同士が向かい合う座席が2列設置され、ハンドルやブレーキペダルなど人が操作する装置がない点だ。Zooxはラスベガスとサンフランシスコの一部地域で乗客を無料で輸送し、モデルをテストしてきたが、今回の承認により有料運営が可能になった。Amazonは物流配送の新たな選択肢を模索しつつ、電気自動車と自動運転車に継続的に投資しており、2014年に設立されたスタートアップZooxを2020年に買収して育成してきた。
海外メディアは今回の承認を、無人ロボタクシーを開発してきた企業にとって重要なマイルストーンと評価した。既存の交通規制は人間の操作を前提に作られているため、企業はこれまで既存の乗用車に自動運転ソフトウェアを搭載する比較的簡単な方法で自動運転車を発表してきた。
NHTSAはZooxの無人ロボタクシーが「連邦自動車安全基準(FMVSS)」を満たす一般車両と同程度に安全だと述べた。ただし、安全上の懸念に備えいくつかの条件を付した。Zooxは2年間、毎年最大2,500台のみ投入できる。衝突事故や不適切な停車などに関する追加報告義務が課され、自動運転車を遠隔操作するスタッフは全員アメリカ国内に常駐しなければならない。
一方、アメリカ政府は自動運転車の普及に向けた規制変更を進めている。ハンドルやペダルに加え、フロントガラスの霜取り・曇り止め装置やワイパーなど、人間の運転を前提に義務付けられてきた装備要件の撤廃が柱となっている。
Zoox以外にも自動運転シャトル企業のホロンが商業運行承認を申請したとされる。テスラも運転席のない自動運転車「サイバーキャブ」を生産しているが、まだ配置のための承認は申請していない。