
週末や祝日、連休には、高速道路を利用して遠方へ出かける人も多いだろう。交通が集中しやすい時期や時間帯に起こりやすいのが、交通事故や車両トラブルだ。こうした際、一刻も早く事態を収拾するには緊急通報が必要だが、高速道路に設置されている非常電話の使い方を知らない人も多いだろう。
高速道路の本線上にある非常電話は、事故や故障などの緊急事態が発生した際に使用するために設置されている。使い方は簡単で、受話器を取ると道路管制センターにつながり、事故や故障の状況、負傷者の有無などを伝えればよい。会話が難しい人は、故障・事故・救急・火災の状況を示すボタンを押したり、会話などが困難な場合は受話器をたたくなどの合図で緊急事態の発生を知らせたりすることもできる。
このように簡単に通報できるため、高速道路上で緊急事態が発生した場合は、ためらわず非常電話を利用するのがよい。非常電話は本線上(1km間隔)、トンネル内(200m間隔)、インターチェンジ、サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)、バス停、非常駐車帯に設置されている。非常電話を利用できない場合は、安全な場所に車を止め、携帯電話や公衆電話などから道路緊急ダイヤル(#9910)へ通報すればよい。
高速道路の本線などに設置されている非常電話と道路緊急ダイヤル(#9910)は、いずれも事故や故障など道路上のトラブルが発生した際の通報先だ。非常電話は受話器を取るだけで通報でき、発信場所もすぐに把握されるため、トラブルへの対応が迅速に行われる可能性が高い。一方、道路緊急ダイヤルは場所に関係なく通報できるため、非常電話が設置されている場所まで行く必要はないが、通報者自身がダイヤルしなければならず、場所の特定が難しいため、落ち着いてトラブルの発生場所を伝える必要があるという違いがある。
こうした違いがあるため、可能であれば非常電話で通報した方が、より迅速な対応を受けられる可能性が高いといえる。ただし、非常電話はどこにでもあるわけではなく、設置場所が限られているため、非常電話の使い方と併せて道路緊急ダイヤル(#9910)があることも覚えておくのがよい。
高速道路の本線などに設置されている非常電話を利用したり、道路緊急ダイヤル(#9910)で緊急通報したりする際は、まず自分の安全を確保してから通報しなければならない。特に高速道路の本線では、車が高速で走行している。本線上に車を止めて通報しようとすると、後続車に追突される危険性が高い。
そのため、高速道路で緊急通報する際は、非常駐車帯をはじめ、追突されにくく、周囲の車から自分の車の存在を確認しやすい場所に車を止めてから通報する必要がある。万一の事態に備えるためにも、高速道路を利用する際は、非常電話の使い方と道路緊急ダイヤル(#9910)の番号を覚えておくのがよい。