「テスラ大ピンチ?」中国が格納式ドアハンドル禁止案、EVメーカーに設計変更の波

【引用:テスラ】電気自動車の象徴とされてきた「格納式ドアハンドル」が、安全性をめぐる議論の中心に浮上した。中国当局が電動格納式ドアハンドルに関する国家標準案を発表し、すべての乗用車に手動ハンドルの搭載を義務化する方針を示した。背景には、衝突や火災で電源が遮断され、ドアが開かず救助が遅れる事故が相次いだことがある。社会問題化を受け、政府が直接規制を打ち出した形だ。

【引用:キア】新基準では、各ドアに手動式の内外ハンドルを必須とし、乗員が手で開けられるスペースを最低30㎤確保することを要求。さらに夜間や暗所でも位置を識別できるよう照明や表示装置の設置を義務付けた。ドア内部ハンドルは視界を妨げず30cm以内で操作できる位置に配置することも盛り込まれ、車両マニュアルには緊急時の操作方法を明記する必要がある。

【引用:現代自動車】格納式ドアハンドルは空力性能やデザイン性で評価されてきたが、事故時には命を脅かすリスクが指摘されてきた。実際、中国で発生したEV火災事故やシャオミ「SU7」の衝突事故では、ドアが開かず救助が遅れた例が報告されている。これらの事例を受け、「デザインより安全性を優先すべき」との声が高まり、今回の規制に直結した。業界では単なるデザイン修正にとどまらず、車両設計全般に影響するとの見方が強い。

【引用: Unsplash】新基準は発表から7か月後に新車へ、19か月後には既存モデルへ適用される予定だ。格納式ハンドルをブランドアイコンとしてきたテスラをはじめ、各EVメーカーは迅速な対応を迫られる。一方で消費者からは「ようやく安全を考慮した措置が出た」と歓迎の声が多く、専門家も「今回の基準が業界全体の安全水準を底上げする契機になる」と評価する。今後はデザイン性に加え、緊急時の操作性が新たな購買基準として重視されることになりそうだ。

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