「うちの社長は、自分の何倍もらってる?」 テスラ社員がイーロン・マスクの1年分に並ぶには、250万年働き続けるしかない

【引用:Depositphotos】テスラのイーロン・マスクCEOと社員の報酬格差が話題を呼んでいる。両者の比率は2,522,203対1に達する。マスクCEOの2025年の報酬が1,583億6,000万ドル(約25兆2,000億円)だったのに対し、テスラ社員の年収の中央値は5万7,243ドル(約910万円)にとどまったためだ。一般社員がマスクCEOの1年分の報酬に並ぶには、250万年働き続ける必要がある計算になる。

【引用:Depositphotos】米国企業でテスラよりこの比率が高いのはリバティ・ブロードバンド1社のみで、同社の比率は7,623,352対1とさらに大きい。ただ、社員の年収の中央値が33ドル(約5,000円)という現実離れした数値であるため、単純な比較は難しい。事実上、テスラが現実的な企業のなかで最大の格差を示したことになる。社員の年収の中央値5万7,243ドルも米国の製造業では低い水準ではなく、その上に積み上がった格差はいっそう際立つ。

【引用:Depositphotos】他の自動車メーカーと比べると、テスラの突出ぶりはさらに際立つ。フォードのジム・ファーリーCEOは295対1で、報酬2,750万ドル(約43億8,000万円)に対し社員の年収の中央値は9万3,397ドル(約1,490万円)となっている。GMのメアリー・バーラCEOは333対1で、報酬2,990万ドル(約47億6,000万円)、社員の中央値は8万9,785ドル(約1,430万円)だった。リビアンのロバート・ジョセフ・スカリンジCEOは、報酬1,490万ドル(約23億7,000万円)に対し社員の中央値が14万5,582ドル(約2,320万円)と高く、102対1にとどまった。

【引用:Depositphotos】ただし、マスクCEOの天文学的な報酬は実際に支払われた現金ではない。業績に連動した巨額の報酬パッケージであり、2025年に株主の承認を得たこの報酬は、今後数年の業績目標を達成しなければ実現しない。すべて達成すれば世界初となる1兆ドル(約159兆円)規模のCEO報酬になるとの見方も出ている。それでも、この格差が投げかける疑問は軽視できない。経営者への正当な対価だという見方と、過大な格差だという批判が拮抗しており、企業の報酬体系とその公平性を改めて考えさせる契機となるだろう。

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