
中国・吉利(Geely)傘下のプレミアム電気自動車ブランド、ジーカー(ZEEKR)の中型SUV「7X」が、欧州の新車安全性評価「ユーロNCAP」で最高評価となる五つ星を獲得した。ユーロNCAPは7月、7Xに成人乗員保護91%、子供乗員保護90%、歩行者や自転車利用者など交通弱者保護78%、先進運転支援システム83%のスコアを付け、総合評価で五つ星とした。正面衝突・側面衝突の試験でも総じて高い評価を得ており、側面衝突の項目では満点を記録している。

ユーロNCAPは正面・側面衝突だけでなく、歩行者との衝突回避性能や事故後の救助のしやすさまで総合的に評価する仕組みだ。ZEEKRは、車両水没時に乗員が脱出できるようドアと窓が開く構造も実演し、注目を集めた。今回の結果は、中国製EVの安全性能に対して根強かった懸念を和らげる材料になるとみられ、7Xは同ブランドの安全性をアピールする象徴的なモデルとなった。

ジーカーは昨年、日本市場への参入を正式に発表しており、京都のスタートアップ、フォロフライが独自に輸入・販売を担う。日本投入の第1弾には大型電気ミニバン「ZEEKR 009」を選び、価格は1,300万円台からとした。ただしクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)の対象からは外れており、購入者が全額を負担する必要がある。フォロフライによれば、すでに数十台の予約が入っているという。なお7Xの日本投入時期は現時点で未確定だ。

フォロフライは法人オーナーや富裕層の需要を中心に、年間1,000台規模の販売を目指す方針だ。ただし日本国内のサービス網は現状、提携整備工場に頼る初期段階にとどまる。新興ブランドであるため中古車価格や資産価値の下落幅も見通しにくく、整備網の拡充と部品供給体制の構築が今後の課題となる。公認された安全性能が実際の販売拡大に結び付くかが注目される。
1件のフィードバック
欧州の回答であるが、日本の新車安全性評価について、その他、日本の回答について、公正性を思われるところか?
’80年代以降、日本の経済的公正性問題が云われて、(当時のG7サミット宣言)公正追求型社会実現問題も云われて… 歴史は繰り返すのか?
もはや、改めて歴史問題も。 中国製自動車へ公正な回答をしてきたのか?