「配線が火を呼ぶ」BMW5万9000台リコール、エアコン整備が招いた”構造的欠陥”

BMW

【引用:BMW】BMWは北米市場で約5万9,000台規模のリコールを実施する。米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出された資料によると、対象となるのは計5万8,713台で、原因はエアコン(A/C)システム関連の配線損傷による短絡の可能性だ。室内エアフィルター交換作業の際、ハウジングカバーを固定するネジが配線に接触し、被覆を損傷させることで電気的ショートが発生し、最悪の場合は火災につながる恐れがあると説明されている。

BMW

【引用:BMW】メーカーは対策として、対象車両の配線ハーネスを点検し、必要に応じて交換を実施する方針を示した。あわせて配線の固定状態を強化するため、追加の固定ストラップやブラケットを装着する計画だ。これらの修理作業はすべて無償で行われる。現時点では当該欠陥に関連する事故や人的被害は報告されておらず、車両の運行停止措置も取られていない。

BMW

【引用:BMW】今回のリコール対象には、2023年から2026年モデルの一部5シリーズおよび7シリーズに加え、電気自動車のi5・i7、プラグインハイブリッドの550e・750e、高性能モデルのM5およびM5ツーリングなどが含まれる。いずれもBMWの大型車向けアーキテクチャであるCLARプラットフォームを採用しており、共通構造を持つフラッグシップセダンおよびワゴンモデルが対象となる点が特徴だ。

【引用:BMW】BMWは2026年4月13日から正式な通知書を対象顧客へ発送する予定だ。それ以前でも、顧客センターやNHTSAのウェブサイトで車両識別番号(VIN)を入力することで対象車両かどうかを確認できる。なお今回の措置は、エンジン始動装置の欠陥により約8万7,000台を対象に実施されたリコールに続く、最近では2件目の火災関連リコールとなる。ただし原因は異なるため、別件として扱われている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2025-0051-36654418-thumb
「日本だけが無防備だった」イランのアルミショックが暴いた、70%依存という構造的賭け
CP-2024-0164-36660349-thumb
「燃えないEVが来る」中国科学院が開発した自己防火バッテリー
CP-2025-0051-36610701-thumb
「レアアースは、もういらない!?」日産が90%削減達成、中国の輸出規制を技術力で無効化した
CP-2024-0164-36660542-thumb
「高油価時代に乗らない車が増えた」整備士が今すぐ確認を促す、長期駐車のダメージ管理術
CP-2024-0164-36660433-thumb
テスラの電動トラック、160万km保証のバッテリーで物流業界に"乗り換えの根拠"を突きつけた
CP-2023-0397-36660963-thumb
「1,000kmを走れる」日産が全固体電池の試作品を公開、2028年EV発売へ前進
CP-2024-0164-36634783-thumb
メルセデスベンツ新型『Cクラス』EV、助手席まで続く一体型ガラスパネルを採用…今夏発売
CP-2025-0299-36612773-thumb
「派手さより燃費」を選んだトヨタの判断は正しかったのか…ヤリスクロス改良型が問いかけるSUVの本質