中国専売のカムリ新型が攻めすぎ?マットグレー×黒エンブレムで武装、後席優遇のボスキー搭載で「経営者専用車」狙う

カムリ グロリアス エディション発売

よりスポーティな印象を強調

高級感際立つ内装を採用

引用:Facebook@InfoCar.ua

トヨタと広州汽車集団の合弁会社GAC-トヨタは昨年12月21日、中国で上級セダン「カムリ」の特別仕様車「カムリ グロリアス エディション(Camry Glorious Edition)」を発売した。価格は20万2,800元(約440万円)と21万1,800元(約460万円)の2グレード展開となる。

今回のカムリ グロリアス エディションは、マットグレーの外装にスポーティさを際立たせたエアロパーツを装着し、全体の調和を図った点が特徴となる。フロント・リアともにブラックのトヨタエンブレムを配し、フロントには大型グリルを採用することで力強さを表現している。

引用:GAC-Toyota
引用:GAC-Toyota

スポーティな外観を演出するエアロパーツ

上質な内装にベルベットと本革を採用

六角形のハニカムパターンを採用したグリルには光沢のあるブラックを使用し、洗練された印象を強調。シャープな印象のハンマーヘッドデザインはそのままに、鋭角的なフロントスプリッターやリップスポイラーなどのエアロパーツを追加し、スポーティさを際立たせた。サイドには19インチホイールを装着している。

内装では、64色のアンビエント照明がダッシュボードとドアにグラフィック効果を投影。ダッシュボードに沿って光るストリップ状の基本的な点灯パターンに加え、立体的な様々な演出が可能で、先進的な雰囲気を醸し出す。さらに、ベルベットと本革を内装全体に採用し、上質感を高めている。

引用:GAC-Toyota
引用:GAC-Toyota

充実の先進装備

後席専用操作ボタンを設置

カムリ グロリアス エディションには、数々の先進装備も搭載。12.3インチのデジタルメーターと情報表示ディスプレイを採用し、ヘッドアップディスプレイやパノラマサンルーフ、デンマークの音響機器メーカー・ダイナオーディオ製プレミアム10スピーカーサウンドシステムを装備。これらは中国販売のカムリシリーズでは初採用となる。

シートにはスエード素材を採用し、高級感を演出。また、後席乗員向けの「ボスキー(Boss Key)」ボタンも設置。このボタンで後席から前席を前方に移動させ、後席スペースを確保できる。ただし、一部では「ボスキー」という名称が大げさとの指摘もある。

引用:GAC-Toyota
引用:GAC-Toyota

ハイブリッドシステムを搭載

中国市場での展開に注目

パワートレーンは2.0L直4エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。最高出力194馬力、最大トルク188Nmを発揮し、電子制御無段変速機(E-CVT)と組み合わせて前輪駆動を実現。また、より高出力の2.5Lガソリンエンジンベースのハイブリッドモデルも同時発売している。

一方、トヨタは中国市場でカムリを通じて着実な成長を続けているものの、まだ目立った成果は上げられていない。昨年11月、カムリは中国で計1万6,798台の新車販売を記録し、中国全体の上級セダン販売ランキングで6位となった。トヨタが新型カムリ グロリアス エディションを通じて中国市場での地位を強化できるかが注目される。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2023-0030-27657350-thumb
「30年越しの奇跡」あの頃のスープラがトヨタの手で“新車のように”蘇った!JDMの魂は今も熱い
CP-2023-0030-27637832-thumb
「世界に22台、その1台が中古市場に!」屋根もガラスもない“3億超”のアストンが今、手に届きそうで届かない
CP-2023-0030-27650382-thumb
「ベントレーより高いディフェンダー」クラシックの皮を被った“約4,000万円のレトロ怪物”が登場
CP-2023-0030-27622203-thumb
ハイブリッド?モーター?そんなもの不要!燃料と怒りで駆け抜ける“2031馬力の反逆者”…その名は「ヴェノムF5」
CP-2023-0030-27645489-thumb
「アウディが自らフォーリングスを外した」E5スポーツバックに込められた“革新”と“裏切り”の正体とは
CP-2023-0030-27545758-thumb
「あの頃、助手席で聴こえた直6ターボの唸り」…今、アメリカのハイウェイで蘇る!伝説のチェイサーJZX100が解禁された今こそ語ろう
CP-2023-0030-27264924-thumb
「ランボルギーニが静かにブチギレた!」見た目も中身も攻撃的、新型「ウルスSE」がハイエンドSUV市場を破壊しに来た
CP-2023-0030-26886110-thumb
「これに3,000万円の価値はあるのか」レトロすぎる新型Gクラスに湧き上がる賛否の声と“ヴィンテージの限界”
  • アクセスランキング

    「30年越しの奇跡」あの頃のスープラがトヨタの手で“新車のように”蘇った!JDMの魂は今も熱い
    「世界に22台、その1台が中古市場に!」屋根もガラスもない“3億超”のアストンが今、手に届きそうで届かない
    「ベントレーより高いディフェンダー」クラシックの皮を被った“約4,000万円のレトロ怪物”が登場
    ハイブリッド?モーター?そんなもの不要!燃料と怒りで駆け抜ける“2031馬力の反逆者”…その名は「ヴェノムF5」
    「アウディが自らフォーリングスを外した」E5スポーツバックに込められた“革新”と“裏切り”の正体とは
    「あの頃、助手席で聴こえた直6ターボの唸り」…今、アメリカのハイウェイで蘇る!伝説のチェイサーJZX100が解禁された今こそ語ろう
    「ランボルギーニが静かにブチギレた!」見た目も中身も攻撃的、新型「ウルスSE」がハイエンドSUV市場を破壊しに来た
    「これに3,000万円の価値はあるのか」レトロすぎる新型Gクラスに湧き上がる賛否の声と“ヴィンテージの限界”
    「237万円でこれは反則!」NIOの新型Firefly EVが都市型EV市場を根底からひっくり返す日が来た
    「長年放置されてたのに…」1977年式カマロRSが奇跡の“セル一発始動”で甦った瞬間が胸を打つ

    最新ニュース

    CP-2023-0030-27657350-thumb
    「30年越しの奇跡」あの頃のスープラがトヨタの手で“新車のように”蘇った!JDMの魂は今も熱い
    CP-2023-0030-27637832-thumb
    「世界に22台、その1台が中古市場に!」屋根もガラスもない“3億超”のアストンが今、手に届きそうで届かない
    CP-2023-0030-27650382-thumb
    「ベントレーより高いディフェンダー」クラシックの皮を被った“約4,000万円のレトロ怪物”が登場
    CP-2023-0030-27622203-thumb
    ハイブリッド?モーター?そんなもの不要!燃料と怒りで駆け抜ける“2031馬力の反逆者”…その名は「ヴェノムF5」
    CP-2023-0030-27645489-thumb
    「アウディが自らフォーリングスを外した」E5スポーツバックに込められた“革新”と“裏切り”の正体とは
    CP-2023-0030-27545758-thumb
    「あの頃、助手席で聴こえた直6ターボの唸り」…今、アメリカのハイウェイで蘇る!伝説のチェイサーJZX100が解禁された今こそ語ろう

    主要ニュース

    CP-2023-0030-27533831-thumb
    「237万円でこれは反則!」NIOの新型Firefly EVが都市型EV市場を根底からひっくり返す日が来た
    CP-2023-0030-27533832-thumb
    「長年放置されてたのに…」1977年式カマロRSが奇跡の“セル一発始動”で甦った瞬間が胸を打つ
    CP-2023-0030-27545757-thumb
    ついに来たか、スバルのピックアップ…AWD×ボクサーエンジン×荷台、都市でも山でも使える「走れる多目的マシン」の正体とは
    CP-2023-0030-27543397-thumb
    「日産よ、これを待っていた」内燃機関でもEVでもない、10年ぶりに帰ってきた「エクステラ」がオフロードSUVの未来を変える
    CP-2023-0030-27535997-thumb
    「伝統なんて捨ててしまえ」英国紳士が変貌した!ジャガー初の1000馬力EVが放つ、美しさと狂気のシルエット
    CP-2023-0030-27477125-thumb
    「AMGがEVで1000馬力」…ポルシェ・タイカンを完全に狩りにきた“電動モンスター”が2025年、目を覚ます