進化するEV、スバルの「冒険者魂」が蘇る!新型「トレイルシーカー」、完全武装の電動アウトドア

スバル、EV市場に本格参戦
新型「トレイルシーカー」で
電動SUVラインナップを強化

引用:カー・アンド・ドライバー

スバルはニューヨーク国際オートショー2025にて2026年モデルの新型EV「トレイルシーカー」を世界初公開した。多くの自動車メーカーがEV計画を見直すなか、スバルは電気自動車のラインナップを拡充する方向性を明確にし、その本気度をアピールしている。

この「トレイルシーカー」はスバルとトヨタの協業によって誕生したソルテラの兄弟モデルにあたり、より広いラゲッジスペース、高速な充電性能、優れた加速力を備える進化版とも言える存在だ。ボディサイズはソルテラよりも全長で約15cm、全高で約2.5cm大きく、荷室容量の向上も図られている。航続距離はソルテラの365kmから、トレイルシーカーでは約418km(260マイル)へと大幅に延伸された。

引用:Patrick George
引用:Patrick George

雪道でも頼れる走り
375馬力&418kmのEV性能

トレイルシーカーは375馬力の電動パワートレインと、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。1回の充電で約418kmの走行が可能だ。また、NACS(北米充電規格)対応により、米国内1万5,000か所以上の充電ステーションが利用できる。最大3,500ポンド(約1,600kg)の牽引能力もあり、実用面も強化されている。

さらに「デュアルX-MODE」やグリップコントロール、ダウンヒルアシスト機能を備え、雪道やオフロードといった厳しい環境下でも安定した走行を可能にしている。

引用:オートカー
引用:カー・アンド・ドライバー

室内はアウトドアラウンジ風
装備も先進的

トレイルシーカーの室内は広々とした空間に14インチの大型タッチスクリーンを採用。Apple CarPlayとAndroid Autoはワイヤレスで対応し、デュアルワイヤレス充電器も標準装備される。運転支援では、低速時のハンズフリー走行やアクティブレーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラートなどを含む「EyeSight」が搭載され、安全性も高められている。

また、下部クラッディングや高めのルーフレール、18インチまたは20インチホイールなど、タフな装備が揃う。シートは防水素材「StarTex」を採用し、アウトドアシーンにもしっかり対応。広い荷室やシートヒーターなど、快適性にも配慮されている。

引用:Patrick George
引用:カー・アンド・ドライバー

35分で80%まで急速充電
スマホより速い!?

トレイルシーカーには、2026年型ソルテラと同様の新設計が導入されており、0-60マイル(約96km/h)加速はわずか4.3秒。150kWの急速充電により、バッテリー残量10%から80%までを35分以内で充電できる。

スバルは2025年秋に進化版「2026年型ソルテラ」を発売予定。トレイルシーカーの具体的な発売日は未定だが、2026年春の市場投入が見込まれており、価格は4万5,000ドル(約648万円)からと予想されている。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-33792148-thumb
「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発
CP-2023-0065-33693899-thumb
「誰が勝てないと言った?」V8を直線加速でねじ伏せた“4気筒”の5モデル
CP-2025-0252-33686837-thumb
【冬の寒波警報】知らぬ間に奪われる“車の体力”、始動不能を呼ぶ3つの兆候
CP-2023-0065-33688310-thumb
「始動直後に暖房を入れる習慣」冬のエンジンを急速に傷める危険な実態
CP-2023-0065-33678999-thumb
「凍える車内で我慢していたのに」節約が招いた“冬の逆効果”
CP-2023-0065-33682471-thumb
「雪がなくても危険」普段使っていたタイヤが冬に性能が二倍落ちる理由
CP-2024-0164-33758779-thumb
【スパイショット】2026年デビューへ、EV化してもフェラーリの軸は揺れない
25c0255_004-1024x680
Sクラスが“自ら動くセダン”へ進化、ロボタクシー技術がついに高級車へ
  • アクセスランキング

    「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発
    「誰が勝てないと言った?」V8を直線加速でねじ伏せた“4気筒”の5モデル
    【冬の寒波警報】知らぬ間に奪われる“車の体力”、始動不能を呼ぶ3つの兆候
    「始動直後に暖房を入れる習慣」冬のエンジンを急速に傷める危険な実態
    「凍える車内で我慢していたのに」節約が招いた“冬の逆効果”
    「雪がなくても危険」普段使っていたタイヤが冬に性能が二倍落ちる理由
    【スパイショット】2026年デビューへ、EV化してもフェラーリの軸は揺れない
    Sクラスが“自ら動くセダン”へ進化、ロボタクシー技術がついに高級車へ
    レクサスが“V8最後通告”、次世代クーペ統合でスポーツ体系が激変
    「日本では存在しないサイズ」アトラスの“本物3列”が示した北米SUVの異次元

    最新ニュース

    CP-2024-0164-33792148-thumb
    「静寂が崩れ落ちた」ミシュラン高級タイヤで吸音材が連続脱落、EVオーナーの怒りが爆発
    CP-2023-0065-33693899-thumb
    「誰が勝てないと言った?」V8を直線加速でねじ伏せた“4気筒”の5モデル
    CP-2025-0252-33686837-thumb
    【冬の寒波警報】知らぬ間に奪われる“車の体力”、始動不能を呼ぶ3つの兆候
    CP-2023-0065-33688310-thumb
    「始動直後に暖房を入れる習慣」冬のエンジンを急速に傷める危険な実態
    CP-2023-0065-33678999-thumb
    「凍える車内で我慢していたのに」節約が招いた“冬の逆効果”
    CP-2023-0065-33682471-thumb
    「雪がなくても危険」普段使っていたタイヤが冬に性能が二倍落ちる理由

    主要ニュース

    CP-2024-0164-33758640-thumb
    レクサスが“V8最後通告”、次世代クーペ統合でスポーツ体系が激変
    CP-2022-0087-33661626-thumb
    「日本では存在しないサイズ」アトラスの“本物3列”が示した北米SUVの異次元
    CP-2023-0065-33671717-thumb
    「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
    CP-2023-0065-33665036-thumb
    EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
    CP-2023-0065-33674920-thumb
    「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
    CP-2023-0065-33663958-thumb
    「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは