ホンダ、伝説の名車プレリュード復活!仮想変速ギアで「シフトショック」再現、来年末アメリカ発売へ

ホンダ・プレリュード復活へ

発売時期と注目の仕様が明らかに

引用:Redline Reviews

ホンダやトヨタなどから往年の名車が復活するとのニュースが相次ぎ、自動車ファンの間で大きな話題を呼んでいる。トヨタはラリーで活躍したスポーツカー「セリカ」の復活を決定。スープラの後継モデルも独自開発することを発表した。ホンダも2ドアクーペ「プレリュード」の復活を計画している。

プレリュードは1978年に登場したスポーツクーペで、2001年の生産終了まで5世代にわたり製造された。生産終了から22年が経過した昨年、東京モーターショーで次世代モデルのコンセプトが公開され、ハイブリッドシステムの搭載が決定。このほど、ホンダが新型車の発売予定時期と特徴的な仕様を公表し、注目を集めている。

引用:EVO
引用:YouTubeチャンネル「LOVECARS!TV!」

米国で先行発売、来年末に

スポーツ性を重視したハイブリッド

ホンダは18日、6代目プレリュードを来年末に米国市場で発売すると発表。同時期に日本では報道陣向けのプロトタイプ試乗会も開催する予定だ。公開された内装は現行シビックと共通点がみられるものの、より高いセンターコンソールや専用シフトセレクター、大型センターディスプレイなどが特徴となっている。

また、その他の仕様についてもいくつかの情報が明らかになり、内燃機関の魅力を継承しつつ、運転の楽しさを追求した設計となっているという。パワートレインは2.0L直4自然吸気エンジンと2つの電気モーターの組み合わせが有力視されている。e:HEVと呼ばれるこのハイブリッドシステムは、すでにアコードやCR-Vなど幅広いモデルに採用されている。

引用:YouTubeチャンネル「driver channel」
引用:YouTubeチャンネル「LOVECARS!TV!」

仮想変速機構を採用

変速フィーリングまで再現

e:HEVの特徴はe-CVTにある。無段変速機を意味するCVTの名称とは異なり、単一のギア比を採用。駆動モーターが直接車輪を駆動し、エンジンも平行軸構造で配置される。通常は電気モーターのみで走行し、強い出力が必要な場合にクラッチがエンジン動力を伝達する。効率面では優れた構造だが、変速感を含む運転の楽しさという面ではやや物足りなさがあった。

しかし、新型プレリュードには仮想変速機構「ホンダ S+ シフト」が搭載される。アイオニック5 Nに採用されているN e-シフトと同様の機能だ。S+ シフトを作動させると仮想ギア比が設定され、シフトパドルで変速操作を楽しめる。プロトタイプを試乗した海外メディアによると、シャープなアップシフト感覚が見事に再現され、ダウンシフト時には電気モーターで微妙な変速フィーリングまで再現する細やかな配慮がなされているという。

引用:YouTubeチャンネル「LOVECARS!TV!」
引用:Drive

四輪操舵やトルクベクタリングも搭載

来年初めに価格・詳細仕様を発表へ

さらに、新型プレリュードには四輪操舵システム、トルクベクタリング、改良型アクティブトルク配分システムなども搭載される見込みだ。シビックよりもコンパクトで軽量なボディにこれらの先進技術が採用されれば、刺激的な走りが期待できる。この新型車の詳細仕様や価格は来年初めに発表される予定だ。

この発表を受け、ネット上では「日本車メーカーの真骨頂だ」、「さすがホンダ」、「どれほど自然な仕上がりになるか楽しみ」、「米国以外の市場でも発売を」、「ハイブリッドに仮想変速機構を搭載するのは画期的」、「MTがないのは少し残念」、「エンジンサウンドに期待」など、様々な声が上がっている。

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