
ダイハツ工業は9月29日、オープンスポーツカー「コペン」の現行モデルを2026年8月末で生産終了すると発表した。
コペンの生産終了について、ダイハツは「現行モデルは2026年8月で生産を終了するが、再びコペンを世に送り出せるよう、さまざまな研究を続けている。今後もダイハツは、コペンで培ったものづくりの精神と技術を継承し、お客様との絆を未来へつなげていく」とコメントした。

コペンは2002年、誰もが気軽に楽しめるコンバーチブルスポーツカーとして登場。当時としては画期的だった電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を採用した。2014年に登場した2代目では、「感動の走行性能」と「個性を表現する自動車」をコンセプトに、新車体構造「D-Frame」を採用。優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現した。軽量コンバーチブルスポーツならではの爽快感と安定感のある走り、豊富なデザインバリエーションによって、若年層から中高年層まで幅広いユーザーに支持されてきた。

2年前には「ビジョンコペン」を発表し、モデルの延命を模索していたダイハツ。しかし、軽量スポーツカーの販売が急激に落ち込み、ついに歴史の幕を閉じることとなった。