
【引用:BMW】BMWの高性能プラグイン・ハイブリッドSUV「XM」について、後継モデルを持たないまま現行世代で終わる可能性があるとの報道が出ている。BMWは生産終了も後継開発の中止も公式に発表していないが、2025年のグローバル販売が7608台にとどまり、2026年上半期も2816台と前年同期比22.4%減少した。日本では2025年10月にラインアップがXM Label一本に整理され、価格も2328万円に引き下げられている。

【引用:BMW】2025年の7608台は、BMWの現行主要モデルのなかで最も少ない。すでに生産を終えたZ4を下回る水準である。もっともXMは当初から量販を前提に開発されたモデルではなく、価格も性能も通常のラインアップとは距離のある、ブランドの象徴を担う性格が強い車種だ。問題は、発売当初から想定されていた少ない台数からさらに下振れしている点にある。2026年上半期の実績でXMは2816台と前年同期比22.4%減となり、全モデル中で再び最下位となった。同期間のZ4が5706台だったことと比べると半分程度にとどまる。

【引用:BMW】主要市場と位置づけていた米国でも、2025年の販売は1878台と前年比4.9%減にとどまった。海外報道によると、BMWは発売当初、米国が全体の26%、中国が23%を占めると見込んでいたが、中国で想定した需要を確保できず、この点が今回の観測の主な根拠として指摘されている。BMWグループ全体でも2026年上半期のグローバル販売は100万4669台と6.2%減少し、欧州と米国の伸びが中国の減少を補えなかった。一方でBMW M全体が不振なわけではない。BMW Mは2025年に約21万3000台を販売し、前年比3.3%増と14年連続の過去最高を更新している。

【引用:BMW】観測が注目されるもう一つの理由は、発売から約4年が経つにもかかわらず、マイナーチェンジをうかがわせる動きがほとんど捉えられていないことだ。通常であれば発売から3〜4年でカムフラージュを施したテスト車両が撮影されるが、XMではその兆候が確認されていない。米オートモーティブ・ニュースは、XMが後継を持たないまま2028年11月に生産を終える見通しだと報じた。一方でBMWBLOGは独自取材として、第2世代の開発が排除されたわけではなく、BMWが初代の課題を踏まえた形を検討していると伝えている。現時点でBMWは生産終了の時期も後継の中止も公表しておらず、確定した事実ではない。

【引用:BMW】XMはX5やX7にMバッジを付けたモデルではなく、BMW Mが独自に開発したフラッグシップSUVである。BMW M1以来のM専用モデルで、4.4リッターV8ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドを採用する。日本仕様のXM Labelはシステム総合最高出力748ps、最大トルク1000Nmを発生し、全長5110mm、総電力量29.5kWhのバッテリーによりWLTCモードの等価EVレンジは101.7kmとなる。BMWジャパンは2025年10月17日にラインアップを変更して標準モデルを外し、価格を従来の2420万円から2328万円へ引き下げた。同時に特別仕様車「XM Label Frozen-Style Edition」を全国44台限定、2450万円で導入している。

【引用:BMW】購入を検討する場合は、観測そのものよりも実際の購入条件と今後の残価を合わせて見る必要がある。カーセンサーに掲載されているXMは全国で16台、平均価格は約1447万円、価格帯は1254万円から1668万円で、2023年式から2025年式がこの範囲に分布する。流通量の少ない希少なモデルではあるが、新車価格2328万円と比べると、希少性がそのまま価格の維持につながっているとは言いがたい。同じ価格帯にはX7 M60i xDriveの1842万円、X5 Mの1859万円からといった選択肢もある。BMWがNeue Klasseを軸に製品構成を組み替えるなか、販売規模の小さい専用車種を維持する理由は以前より小さくなりうる。ただ後継が登場しなければ、BMW Mの歴史でXMのような性格のモデルに再び出会うことは難しいかもしれない。