



韓国の子供保護区域で、5、6歳ほどの子供がハンドルを握り道路を走る映像が拡散し、オンラインを騒然とさせている。「おじいちゃんと運転練習中」と題されたこの映像は韓国の各種コミュニティやSNSで急速に広まり、現地メディアは「危険極まりない家族」と伝えた。免許のない幼い子供が道路でハンドルを握る光景は世界のどの国でも異例な出来事だ。
映像の舞台は「子供保護区域」の表示がある韓国の田舎道とされる。運転席には祖父とみられる男性と5、6歳の孫が同乗し、男性がアクセルを踏む間、子供が両手でハンドルを握って方向を操作していた。私有地ではなく他の車両や人が行き交う実際の道路での走行で、助手席の母親らしき人物は制止せず撮影し、オンラインに公開した。
映像拡散後、韓国国内で批判が殺到した。「事故が起きたら子供がどうなるか考えていない」との声も上がった。韓国の道路交通法第39条は幼児を抱いた状態での運転装置操作を禁じ違反は過料の対象、児童福祉法も違反すれば5年以下の懲役または5000万ウォン(約550万円)以下の罰金と定める。現場は時速30km制限の子供保護区域だった。
運転は高度な判断力と瞬時の対応を要する行為であり、未熟な子供が実際の道路で方向操作すること自体が危険だとの指摘が相次いだ。子供の安全のための保護区域が舞台だった点が論争を一層大きくした。オンラインで興味本位に消費・拡散される流れを懸念する声も上がり、韓国で起きた今回の事件は世界的に見ても類を見ない危険な事案として記録された。