「レゴ製マクラーレン?」走行可能なレゴ車がカナダモーターショーに登場

約34万個のレゴで作られ

重さはなんと1.2トン

実物大のレゴ製マクラーレンが登場

引用:マクラーレン

マクラーレンオートモーティブはレゴテクニックで作られた実物大のマクラーレン「P1」をカナダモーターショー2025で公開すると発表した。単なる展示用モデルではなく、実際に走行可能な機能を備えているのが特徴だ。このレゴ製P1は本物のマクラーレン・P1と並べて展示される予定でデザインだけでなく操舵機能まで再現し、より本物に近い姿を実現している。マクラーレンとレゴグループが共同で行ったこのプロジェクトは自動車とブロック玩具の限界を超える画期的な試みとして評価されている。

レゴ製P1は合計34万2,817個の部品で作られ、完成車両の重さは約1,220kgに達する。車体の大部分がブロックで構成されているにもかかわらず、実車と同じ比率で製作され、高い完成度を誇る。特筆すべきはこのモデルにステアリング機能が搭載され、電動モーターによる実走行が可能な点だ。レゴテクニックのファンクションバッテリーと電気自動車用バッテリーを組み合わせることでこれまでのレゴ車両より長距離の走行が可能になった。

引用:マクラーレン
引用:マクラーレン

F1ドライバーが試乗

シルバーストン・サーキットでテストを実施

外観だけでなく、インテリアも実際のP1を忠実に再現している。シート、ステアリングホイール、センターコンソールに至るまで細部にわたって組み立てられ、一部の要素では実際のマクラーレン車両で使用される素材に近い質感を実現した。このプロジェクトにはレゴグループとマクラーレンオートモーティブから23人の専門家が参加し、設計から組み立てまで8,344時間を費やした。使用されたレゴテクニックのパーツは393種類に及ぶ。

完成したレゴ製P1の性能テストにはマクラーレンF1チームのドライバー、ランド・ノリス選手が試乗を行い、シルバーストンサーキット(5.891km)のコースを走行して、レゴ製P1の性能を実証した。2月14日から23日まで開催されるカナダモーターショー2025では、このレゴ製P1と本物のP1が並んで展示される予定だ。マクラーレンファンやレゴマニアにとって、両車を比較できる貴重な機会となるだろう。

あわせて読みたい

関連キーワード

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

こんなコンテンツもおすすめです

CP-2024-0164-33459109-thumb
「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然
CP-2023-0065-33346753-thumb
UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能
new york cityscape, tourism concept photograph
“90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼
CP-2022-0013-33338944-thumb
トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”
CP-2024-0164-33437722-thumb
4mボディで東南アジアを奪った…ダイハツ“グランマックス”の破壊力
CP-2022-0013-33338943-thumb
「トヨタは挑戦を恐れない」、GR開発部長が語る“いいクルマ”づくりの覚悟
CP-2023-0397-33336917-thumb
トヨタ、水素で米国の荒野を制せ!オフロードの聖地を驚かす“電気を生む怪物ピックアップ”
CP-2024-0164-33437716-thumb
節約のつもりが愛車を老けさせる?“家庭の知恵”が裏目に出る瞬間
  • アクセスランキング

    「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然
    UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能
    “90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼
    トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”
    4mボディで東南アジアを奪った…ダイハツ“グランマックス”の破壊力
    「トヨタは挑戦を恐れない」、GR開発部長が語る“いいクルマ”づくりの覚悟
    トヨタ、水素で米国の荒野を制せ!オフロードの聖地を驚かす“電気を生む怪物ピックアップ”
    節約のつもりが愛車を老けさせる?“家庭の知恵”が裏目に出る瞬間
    「ミニバン卒業宣言」約450万円で手に入れる父のロマン、ピックアップトラック5選
    ジャパンモビリティショー、走れない車が主役になった展示会、コンセプトの洪水の中で

    最新ニュース

    CP-2024-0164-33459109-thumb
    「これ本当にロールス・ロイスか?」幅も姿も激変したカリナンに騒然
    CP-2023-0065-33346753-thumb
    UFC王者が選ぶ“怪物マシン”、爆音が語る闘争本能
    new york cityscape, tourism concept photograph
    “90kg軽量化したプラットフォーム”で北米を獲る!ホンダの本気度にライバル震撼
    CP-2022-0013-33338944-thumb
    トヨタGR、0.01mmの狂気精度、匠が支える“別世界の工場”
    CP-2024-0164-33437722-thumb
    4mボディで東南アジアを奪った…ダイハツ“グランマックス”の破壊力
    CP-2022-0013-33338943-thumb
    「トヨタは挑戦を恐れない」、GR開発部長が語る“いいクルマ”づくりの覚悟

    主要ニュース

    CP-2023-0065-33348650-thumb
    「ミニバン卒業宣言」約450万円で手に入れる父のロマン、ピックアップトラック5選
    CP-2022-0212-33320477-thumb
    ジャパンモビリティショー、走れない車が主役になった展示会、コンセプトの洪水の中で
    CP-2023-0065-33325548-thumb
    「豪華なのにエコ?」エマ・ワトソンの自動車コレクションの中の答え
    CP-2023-0186-33296587-thumb
    アメリカの名を冠し中国技術を採用 ラム・ダコタの立ち位置はどこに
    CP-2023-0094-33302061-thumb
    『パフォーマンス-B STI』、最後のターボBOXERか!?電動化時代に放たれた狼煙
    Depositphotos_738430294_L
    「目的地周辺です」、まだ聞こえるなら旧型ナビの可能性があるかも?