衝突試験で明暗分かれた独高級車、アウディだけが新基準突破

【引用:IIHS】最新の衝突安全性評価で、同じドイツ高級ブランド間に明確な差が浮き彫りになった。試験基準が大幅に強化された中、アウディは再び安全分野で主導権を握った。米道路安全保険協会が発表した最新試験で、Q5、Q5スポーツバック、A6スポーツバックe-tronが最高評価のTOP SAFETY PICK+を追加獲得。業界内では、新基準下でここまで結果を出したブランドはほぼアウディだけだとの見方が広がっている。

【引用:IIHS】今回の評価の核心は、新たに導入された中間オーバーラップ前面衝突試験にある。時速40マイルで前面の40%が重なる条件は、実際の事故を強く意識した内容だ。特に後部座席に小柄なダミーを配置する点が特徴で、SUVや中型セダンにとって不利とされる。北米メディアは、アウディの強みは車体剛性だけでなく、後席保護と衝突後の乗員挙動まで含めた設計思想にあると分析している。

【引用:IIHS】一方で波紋を広げたのが、メルセデス・ベンツ新型Eクラスの脱落だ。長年クラス最高水準の安全性を象徴してきたモデルだけに、異例との受け止めが強い。IIHSは車体構造自体の堅牢性を評価しつつ、衝突時に後部座席のシートベルトが腹部側へ移動した点を問題視。世代交代の過程で新基準への対応が遅れた可能性が指摘されている。

【引用:IIHS】BMW・5シリーズも一定の評価を得たが、後部座席保護ではアウディに及ばないとの見解が示された。IIHSは今後も試験基準を引き上げ、車線維持支援や自動ブレーキに加え、速度警告やドライバー監視まで評価対象に含める方針だ。衝突に強いだけでなく、事故を防ぎ、全座席の乗員を守れる車だけが最高評価を得る時代に入りつつある。

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